予告編
膨大な台詞と豊かな映像により描き出される「父と息子の軋轢と邂逅」。『雪の轍』で第67回カンヌ国際映画祭パルムドール大賞を獲得した他、カンヌで8賞、世界中で93の賞に輝く世界的巨匠監督ヌリ・ビルゲ・ジェイラン最新作。11月29日(金)より新宿武蔵野館、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国順次ロードショー!
「雪の轍」で第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞したトルコの巨匠ヌリ・ビルゲ・ジェイランが、1冊の本をめぐって繰り広げられる父と息子の軋轢と邂逅を、膨大なセリフと美しい映像で描いたヒューマンドラマ。知人の父子の物語に魅了されたジェイラン監督が、自身の人生も反映させながら完成させた。作家志望の青年シナンは、大学を卒業してトロイ遺跡近くの故郷へ戻り、処女小説を出版しようとするが誰からも相手にされない。シナンの父イドリスは引退間際の教師で、競馬好きなイドリスとシナンは関係が上手くいかずにいた。父と同じ教師になって平凡な人生を送ることに疑問を抱きながらも、教員試験を受けるシナン。父子の気持ちは交わらぬように見えたが、誰も読まなかったシナンの小説が2人の心を繋いでいく。2018年・第71回カンヌ国際映画祭コンペティション部門出品。
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/shousetsu/
監督 > ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
Nuri Bilge Ceylan
トルコ・イスタンブール出身。1976年イスタンブール工科大学で化学工学を専攻するが、政治的・社会的混乱のため講義が満足に受けられず、78年からはボアズィチ大学で電気工学を学ぶ。93年に初メガホンをとった短編映画「Koza(英題:Cocoon)」が、95年の第48回カンヌ国際映画祭にトルコ映画として初めて出品される。97年の「カサバー町」で長編監督デビューし、第48回ベルリン国際映画祭のフォーラム部門でカリガリ映画賞を受賞、「五月の雲」(99)は同国際映画祭のコンペティション部門に出品された。03年の「冬の街」が第56回カンヌ国際映画祭のグランプリと主演男優賞(ムザフェア・オズデミルとエミン・トプラク)を受賞し、11年の「昔々、アナトリアで」で2度目のグランプリを受賞。第67回カンヌ国際映画祭に出品された「雪の轍」(14)で最高賞パルムドールに輝いた。映画監督だけでなく写真家としても国際的に活動する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヌリ・ビルゲ・ジェイラン
https://www.moviecollection.jp/interview_new/detail.html?id=1011
新宿武蔵野館:15:30-18:45 (189分)
http://shinjuku.musashino-k.jp/movies/12248/
第67回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した『雪の轍』のヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督最新作
作家を夢見るシナンは、トロイ遺跡近くの故郷で処女小説を出版しようとするが、誰にも相手にされないでいた。父イドリスは引退間際の教師。競馬好きの父とシナンは性格が全く違い相容れない。父と同じ教師になって、平凡に生きることを望まないシナン。交わらぬように見えた父と子。その心の絆を繋いだのは、意外にも誰も読まなかったシナンの小説であった-。
『雪の轍』でカンヌ国際映画祭パルムドールを受賞し世界中で93の賞に輝く巨匠、ヌリ・ビルゲ・ジェイラン監督。知人不死の物語に、自身の人生も反映させて完成させたという本作。
バッハの旋律、書店に飾られたカフカ、カミュ、ガルシア・マルケス、ヴァージニア・ウルフの肖像、チェーホフ、ニーチェ、ドストエフスキーら偉大な作家を感じさせる語り口。全てが合わさり、崇高な文学のような最高傑作がここに誕生した。
美しく広大な景色、壮大な映像、耳に残る旋律、溢れ出る豊かなセリフ。
そこに描かれているのは決して交わるはずがなかった「父と息子の軋轢と邂逅」
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO52702880Y9A121C1000000/
https://mainichi.jp/articles/20191129/dde/012/070/006000c
「雪の轍」
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/wadachi/
予告編
https://ja.wikipedia.org/wiki/雪の轍