予告編
名匠パオロ・ソレンティーノが 誘 いざなう、 めくるめく狂乱と絢爛の世界。
悪名高きイタリアの元首相ベルルスコーニをモデルに描く、 過激にして華麗なる爛 らん熟 じゅくエンターテイメント!
本編映像
イタリアの元首相ベルルスコーニをモデルに描く、 過激にして華麗なる爛熟エンターテイメント『LORO 欲望のイタリア』本編映像が解禁。屋外プールで繰り広げられるパーティーで、空から危険な”アレ”が一斉に降り注いでくる狂乱のシーンとなっている。
政治とカネ、女性問題や失言など数々のスキャンダルで世間を騒がせた、元首相シルヴィオ・ベルルスコーニ。政敵に敗れ失脚するも、一度はトップの座に登りつめた怪物的な手腕で、政権への返り咲きを虎視眈々と狙っていた。セクシー美女を招き贅の限りを尽くしたパーティーで英気を養い、持ち前のセールストークを武器に足場を固めていくのだが、政治生命を揺るがす大スキャンダルが勃発する。
解禁となったのは狂乱のパーティーシーン。ベルルスコーニに取り入り、ひと旗あげようと画策している青年実業家?セルジョ・モッラ。彼はローマ中のセクシー美女をスカウトし、サルディーニャにあるベルルスコーニのヴィラの前でド派手なパーティーを繰り広げた。半裸の男女が日がな、ドラッグに乱行に明け暮れている。果たして大物政治家シルヴィオ・ベルルスコーニは姿をあらわすのだろうか。
「グレート・ビューティー 追憶のローマ」「グランドフィナーレ」などでおなじみのイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ監督が、スキャンダル政治家として知られるイタリアの元首相シルビオ・ベルルスコーニをモデルに描いたドラマ。2006年、因縁の政敵であるロマーノ・プローディに敗北し失脚したベルルスコーニは、首相の座に返り咲くタイミングを虎視眈々と狙っていた。セクシーな美女たちを招き、贅を極めた酒池肉林のパーティで気力を高め、得意のセールストークを武器に足場を固めていく中、大スキャンダルがぼっ発。ベルルスコーニは政治家人生最大の危機に直面するが……。「修道士は沈黙する」「グレート・ビューティー 追憶のローマ」のイタリアの名優トニ・セルビッロがベルルスコーニ役を演じる。2018年・第31回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門では「彼ら」のタイトルで上映された。
公式サイト:http://www.transformer.co.jp/m/loro/
https://www.bunkamura.co.jp/cinema/lineup/19_loro.html
INTRODUCTION
名匠パオロ・ソレンティーノが誘いざなう、
めくるめく狂乱と絢爛の世界
虚栄の肖像を見事に体現した、
トニ・セルヴィッロの〈怪演〉と、脇を固める実力派たち。
ベルルスコーニを演じるイタリアの名優トニ・セルヴィッロの怪演も本作の大きな見所。燃え尽きることのない野心、欲望を満たすためなら手段を択ばない狡猾さと圧倒的なパワーとともに、虚栄の先の孤独までも体現してみせる。一方ベルルスコーニに近づき成り上がろうとする青年実業家セルジョに、現代のイタリア映画界には欠かせない実力派、リッカルド・スカマルチョ。高級コールガールの斡旋でベルルスコーニの取り巻きになったジャンパオロ・タランティーニがモデルというセルジョを、勢いと野心をぎらつかせ物語を牽引する。また、新劇の女優をやっていたところを見初められ、ベルルスコーニにとって宝物のような存在だったという妻ヴェロニカ。演じるエレナ・ソフィア・リッチは本作の演技が称賛され、2019年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、2018年ナストロ・ダルジェント賞の最優秀女優賞に輝いた。
悪名高きイタリアの元首相ベルルスコーニをモデルに描く、
過激にして華麗なる爛熟(らんじゅく)エンターテイメント!
『グレート・ビューティー/追憶のローマ』『グランドフィナーレ』など、圧倒的な映像美で人生の甘美と悲哀を描き、21世紀の映像の魔術師とも呼ばれるイタリアの名匠パオロ・ソレンティーノ。待望の最新作となる『LORO欲望のイタリア』では、悪名高きイタリアの元首相シルヴィオ・ベルルスコーニをモデルに選んだ。実在の人物をモデルにしつつも、「すべてが事実に即しすべてが恣意的」という前置きから始まる本作は、いわゆる伝記映画の部類ではまったくない。
時は、因縁の政敵プローディに敗北したベルルスコーニがあらゆる手を使って政権に返り咲く2006年から2010年。「当時のベルルスコーニに蠢いていた“感情”の正体を知りたい欲求に突き動かされた」というソレンティーノは、ひとりの男の“勝利への願望”、“成功への執着”、そして“愛の挫折”を、めくるめく狂乱と絢爛の世界に映し出した。その過激にして華麗なる唯一無二の映像美は圧巻。9年にもわたって首相の座につき、国民を熱狂させたベルルスコーニの魔力にも重なる陶酔の157分だ。
STORY
イタリア、サルデーニャ。広大な敷地を持つゴージャスな高級ヴィラ。
ここには、悪名高き「彼」が住んでいる。
「彼」とは、政治とカネ、マフィアとの癒着、職権乱用、女性問題に失言など、
数々のスキャンダルで世間を騒がせたイタリアの元首相
シルヴィオ・ベルルスコーニ(トニ・セルヴィッロ)。
政敵に敗れ失脚するも、一度はトップに登りつめた怪物的な手腕で、
政権への返り咲きを虎視眈々と狙っていた。
一方、政界進出を目論む青年実業家のセルジョ(リッカルド・スカマルチョ)は、
その足掛かりにベルルスコーニに近づこうと画策する。
そんな中、セクシー美女を招き贅の限りを尽くしたパーティーで生気を養い、
持ち前のセールストークで足場を固めていくベルルスコーニだったが、
政治家生命を揺るがす大スキャンダルが勃発する。
監督:パオロ・ソレンティーノ
監督・脚本パオロ・ソレンティーノ PaoloSorrentino
1970年5月31日、イタリア・ナポリ生まれ。2001年、トニ・セルヴィッロを主演にした「L’uomoinpiù」で長編映画監督デビュー。この作品でイタリア映画ジャーナリスト協会賞新人監督賞受賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では新人監督賞と脚本賞にノミネートされた他、数多くの賞に輝いた。長編2作目となる『愛の果てへの旅』(04/F)がカンヌ国際映画祭コンペティション部門正式出品を果たし、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では作品、監督、脚本賞を含む5部門を受賞した。続く3作目の「L’amico di famiglia」(06)は、カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品。4作目の『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』(08)は、ショーン・ペンが審査員長を務めた同映画祭で審査員賞に輝き、ダヴィット・ディ・ドナテッロ賞では7部門を獲得。2011年、そのショーン・ペンを主演に初めて英語で撮った『きっとここが帰る場所』でカンヌ国際映画祭エキュメニカル審査員賞、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞では脚本賞など6部門を受賞。第5作目『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)もカンヌ国際映画祭コンペティション部門出品、第86回アカデミー賞®外国語映画賞を始め、ゴールデン・グローブ賞外国語映画賞など主要な映画賞にも多数輝いた。英語作品2作目となる『グランドフィナーレ』(15)もカンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品され、これで長編デビュー作から6作品連続でのカンヌ出品となった。『グランドフィナーレ』は、ヨーロッパ映画賞作品賞、監督賞、主演男優賞、名誉賞の4部門に輝き、アカデミー賞®主題歌賞ノミネートのほか、各国主要映画賞13部門受賞、44部門にノミネートされるなど映画賞を席巻した。2016年にはジュード・ロウ、ダイアン・キートン、シルヴィオ・オルランドが出演したローマ教皇をモチーフにした初のテレビシリーズ『ヤング・ホープ美しき異端児』(DVD)を手掛けた。
https://ja.wikipedia.org/wiki/パオロ・ソレンティーノ
シルヴィオ・ベルルスコーニ&エンニオ
トニ・セルヴィッロ Tony Servillo
1959年8月9日、イタリア・ナポリ生まれ。1977年、18歳にして前衛芸術劇団テアトロ・ステュディオ・ディ・カゼルタを創設、演劇活動の中で出会った劇団ファルソ・モヴィメントのマリオ・トーネらと共に1987年テアトル・ウニチ(劇団連合)を新たに創設、俳優兼監督として活躍し、ナポリ演劇の拠点とする。映画では、多くのパオロ・ソレンティーノ監督作品に出演しており、「L’uomo in più」(01/ソレンティーノの長編デビュー作)、『愛の果てへの旅』(04/F)、『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』(08)、『グレート・ビューティー/追憶のローマ』(13)など。『愛の果てへの旅』、アンドレア・モライヨーリ監督『湖のほとりで』(07)では、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞を受賞。2008年、マッテオ・ガローネ監督『ゴモラ』とソレンティーノ監督『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』が第61回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門に出品され、それぞれグランプリ、審査員賞を受賞。また両作品でヨーロッパ映画賞男優賞も受賞した。『イル・ディーヴォ 魔王と呼ばれた男』はダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞主演男優賞にも輝き、これは『愛の果てへの旅』、『湖のほとりで』に続く2年連続3度目の同賞受賞であった。2013年には『グレート・ビューティー/追憶のローマ』で2度目のヨーロッパ映画賞男優賞を受賞。本作『LORO 欲望のイタリア』で、ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞、ナストロ・ダルジェント賞受賞の最優秀主演男優賞にノミネートされた。そのほかの主な映画出演作に、ニコール・ガルシア監督『海の上のバルコニー』(10/TV)、マルコ・ベロッキオ監督『眠れる美女』(12)、ロベルト・アンドー監督『ローマに消えた男』(13)『修道士は沈黙する』(16)、クラウディオ・ポリ監督『ヒトラーVS.ピカソ奪われた名画のゆくえ』(18)などがある。
ヒューマントラスト有楽町:13:00-15:50(157分)
https://ja.wikipedia.org/wiki/シルヴィオ・ベルルスコーニ
イタリア政治史上 最大の“ミステリー”ベルルスコーニの驚愕エピソード
◆総資産額は90億ドル(日本円にして約7,800億円)※首相在任中の2010年当時の推定)
建設業での成功で不動産王となったのち、大手テレビ局、新聞社、出版社を次々に買収、メディア王としても君臨。
◆横領・脱税・不正会計・マフィアとの癒着疑惑
多くの汚職で捜査対象となっており、幾つかは立件にまで到っているものの、首相の立場を利用して刑事捜査を棚上げさせた。
◆趣味は身だしなみ
夏休み中に整形・植毛をし、シークレットブーツを愛用する自称身長171cmの伊達男。
◆失言オンパレード
「オバマ大統領は若くてハンサムで、日焼けしている」ドイツのメルケル首相を指し「あの女とヤルなんて無理」被災地を訪れ「週末のキャンプみたいだ」など多数。
◆美女とブンガブンガ・パーティー
半裸の女性がストリップダンスを踊るパーティー「ブンガブンガ」を開いていたことをスクープされる。ブンガブンガはその年の流行語になるなど、女性問題は数知れず。
◆自身の応援歌「われらがシルヴィオに感謝」
劇中にも登場するベルルスコーニを称える応援歌は実際にあり、パーティーの参加者に歌わせた。