予告編
「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイビデ・リンドクビストが自身の原作をもとに共同脚本を手がけ、第71回カンヌ国際映画祭ある視点部門でグランプリを受賞した北欧ミステリー。醜い容姿のせいで孤独と疎外感を抱える税関職員ティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分けるという特殊能力があった。ある日、彼女は勤務中に奇妙な旅行者ボーレと出会う。ボーレに対し本能的に何かを感じたティーナは彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にボーレに惹かれていくティーナだったが、ボーレにはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった。
2018年製作/110分/R18+/スウェーデン・デンマーク合作
公式サイト:http://border-movie.jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/ボーダー_二つの世界
INTRODUCTION
心が張り裂けるほどの衝撃!北欧から、新たな傑作現る――。
善悪、美醜、性別、貧富、国籍、宗教……誰がこの世界の境界線を引いたのか?
第71回カンヌ国際映画祭の「ある視点」部門に出品され、俳優のベニチオ・デル・トロら審査員を驚嘆させ、見事グランプリを受賞した作品が『ボーダー 二つの世界』だ。人並外れた嗅覚を持ちながらも醜い容貌のせいで孤独を強いられるティーナが、ある男との出会いにより、人生を変えるような事件に巻き込まれていく。
イラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ監督と“スウェーデンのスティーヴン・キング”と称され、『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作者としても知られるヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストが原作と共同脚本を手掛けた本作は、ジャンル映画の枠を超えて高い評価を受け、本年度アカデミー賞®メイクアップ&ヘアスタイリング賞にノミネート、第54回スウェーデン・アカデミー賞で作品賞をはじめ最多6部門を受賞するなど、各国の映画賞を席巻した。なお、本作には各国の映画祭で「ショッキング過ぎる」と話題になったシーンがあったが、製作者の意向を汲み修正は一切無し、ノーカット完全版での日本公開を決定。
謎が謎を呼び、螺旋のように絡み合いながらたどりつく、心をわしづかみにされるような衝撃の真実。 北欧映画の新時代を予感させる傑作が、ここに産声をあげる!
STORY
孤独な税関職員のティーナは、ある日、謎の男に出会う――。
スウェーデンの税関に勤めるティーナは、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける能力を持っていたが、生まれつきの醜い容姿に悩まされ、孤独な人生を送っていた。
ある日、彼女は勤務中に怪しい旅行者ヴォーレと出会うが、特に証拠が出ず入国審査をパスする。ヴォーレを見て本能的に何かを感じたティーナは、後日、彼を自宅に招き、離れを宿泊先として提供する。次第にヴォーレに惹かれていくティーナ。しかし、彼にはティーナの出生にも関わる大きな秘密があった――。
アリ・アッバシ( 監督・脚本 ) Ali Abbasi
1981年、イラン生まれ。工科大学での研究をやめて、建築を研究するために最終的にスウェーデンのストックホルムに移り住んだ。2007年、建築学の学士号を取得。その後デンマーク国立映画学校に入学し、演出を学ぶ。最初の監督・脚本長編作品『Shelly(原題)』(16)は、2016年のベルリン国際映画祭のパノラマセクションでプレミア上映を果たした。
https://en.wikipedia.org/wiki/Ali_Abbasi_(director)
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィスト( 原作・脚本 )
1968年、スウェーデン生まれ。スウェーデン人作家。首都ストックホルム郊外のブラッケバーリで生まれ育つ。手品師として、北欧のカードトリック選手権で2番に入賞。その後は、12年間スタンドアップコメディアンとして活動。テレビシリーズ「Reuter&Skoog(原題)」(99-01)のほか、舞台演劇やテレビドラマの脚本も書いている。彼の最初の小説で、『ぼくのエリ 200歳の少女』の原作でもある「Let the Right One In」は、その洗練されたストーリーテリングと、ホラーとイマジネーションへの強い力などが網羅された一連の内容が評価され、2005年ノルウェーでの翻訳本ランキングで最優秀小説、スウェーデンのラジオの文学賞および、2008年のセルマ・ラーゲルレーヴ文学賞の受賞者に選ばれた。また、2008年北欧理事会文学賞の最優秀賞を受賞し、2015年にはアウグスト賞にノミネートされた。
ここ数年は、独立していながらも関連性のある「I Am Behind You」,「I Always Find You」,「Our Skin」,「Our Blood」,「Our Bones and The Last Place」などの小説のコレクションを発表することで、ジャンル分野での強い地位を維持してきた。
ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストのアンソロジー 集『Pappersväggar (Paper Walls)』に収録されている短編Grans
kino cinema 横浜みなとみらい:13:10-15:05 (110分)