予告編
「脱出」「ロンゲスト・ヤード」「トランザム7000」「ブギーナイツ」など数多くの作品に出演し、2018年9月に82歳で亡くなったバート・レイノルズの最後の主演作。監督は「デトロイト・ロック・シティ」「LOOK」のアダム・リフキン。
「脱出」「ロンゲスト・ヤード」「トランザム7000」「ブギーナイツ」など数多くの作品に出演し、2018年9月に82歳で亡くなったバート・レイノルズの最後の主演作。劇中にレイノルズの過去作品が多数引用され、落ちぶれたスターという役柄をユーモアたっぷりに演じる。かつては映画界のスーパースターとして一世を風靡したが、今では人びとからほぼ忘れられている状態のヴィック・エドワーズのもとに、ある映画祭から一通の招待状が届く。功労賞を送りたいという映画祭にしぶしぶ参加はしたものの、騙しに近い名もない映画祭であることがわかり、エドワーズは憤慨する。しかし、そこは彼が生まれ育ったノックスビルの町の近くだった。育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム……久しぶりにふるさとの町を訪れたエドワーズに懐かしい思い出が去来していく。監督は「デトロイト・ロック・シティ」「LOOK」のアダム・リフキン。
公式サイト:https://lastmoviestar2019.net-broadway.com
https://ja.wikipedia.org/wiki/ラスト・ムービースター
「脱出」「トランザム7000」「ブギーナイツ」のバート・レイノルズ、最後の主演作。
2018年9月6日に82歳でこの世を去った、「脱出」「トランザム7000」「ロンゲスト・ヤード」「キャノンボール」「ブギーナイツ」などで人気を博し、ジェームズ・ボンドとハン・ソロの役を断っていたことでも有名な稀代の映画スター、バート・レイノルズ。
クエンティン・タランティーノ監督の最新作「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」で、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオとの共演が決まっていたが、惜しくも撮影前に逝去。
結果的に最後の主演作となった本作で、彼は自身をモデルにした主人公ヴィック・エドワーズ役として、奇しくも自身の人生を演じている。
落ちぶれたスターの悲哀、誤った作品選びの証拠となる過去の出演作のデータベース、スタントのし過ぎでボロボロとなった肉体…、自虐的なセリフ・パロディーともいえる役どころを、本来の持ち味でもあるユーモアたっぷりに演じ切るバート・レイノルズを愛さずにはいられない。
気鋭の映画製作スタジオA24が贈る、映画愛に溢れた珠玉の感動作
監督、脚本を手がけたのは「デトロイト・ロック・シティ」「LOOK」のアダム・リフキン。声優としても活躍するアリエル・ウィンター、「キック・アス」のクラーク・デューク、リチャード・リンクレイター監督の「6才のボクが、大人になるまで。」の主人公エラー・コルトレーン、人気コメディ俳優チェヴィー・チェイスと幅広い世代の演技派が集結。またVFX技術により、「脱出」「トランザム7000」のバート・レイノルズと、ヴィック・エドワーズを演じる老境のレイノルズとの”共演”が実現。主題歌はウィリー・ネルソンが本作のために書き下ろした「To Get Here」。
アカデミー賞作品賞受賞作「ムーンライト」や「レディ・バード」など次々に話題作を送り出す映画製作スタジオA24により、バート・レイノルズの永遠の魅力と映画愛に溢れた記憶に残る1本が誕生した。
story
かつて一世を風靡した映画界のスーパースター、ヴィック・エドワーズ(バート・レイノルズ)のもとに、ある映画祭から功労賞受賞の招待状が届く。
歴代受賞者がデ・ニーロやイーストウッドだと聞いて、しぶしぶ参加したものの、騙しに近い名もない映画祭だと知ると、エドワーズは憤慨。
だが、映画祭が行われていた場所は、彼が生まれ育った街ノックスビルに近く、過去の思い出が甦り…。
運転手役のリル(アリエル・ウィンター)に命じて向かった先は、育った家、大学のフットボールで活躍したスタジアム、最初の妻にプロポーズした岸辺。
自身の人生を振り返ったエドワーズは、ある行動を起こす。
監督・脚本:アダム・リフキン
バート・レイノルズ
1936年2月11日生まれ。フロリダ州で育ち、大学でアメリカンフットボール選手として活躍したが、けがで演劇へ転向。ミュージカル出演などをへて、60年代にはTVシリーズ「ガンスモーク」に出演。1972年のアドベンチャー映画『脱出』で映画スターとしてブレイクを果たし、コスモポリタン誌ではヌードを披露。セックスシンボルとして地位を確立する。74年の『ロンゲスト・ヤード』では刑務所に収監された元フットボール選手を好演。76年には初監督作品『ゲイター』を製作。その後、『トランザム7000』(77)や『キャノンボール』(81)といったアクション映画の主演を務めハリウッドスターの地位を不動のものとし、78年にはレイノルズ主演作が4本同時に公開されることもあった。78年から82年にかけては4年連続でハリウッドで最も興行収入をあげたスターとなる。以降は作品に恵まれたとは言い難いが、97年のポール・トーマス・アンダーソン監督作品『ブギーナイツ』でポルノ監督役を演じ、アカデミー賞助演男優賞ノミネートとゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞、復活を印象づけた。レイノルズのキャリアのなかで話題になるのは、彼が出演を断った役柄だ。レイノルズがジェームズ・ボンドとハン・ソロを断った話は有名で、代わりにキャスティングされたジャック・ニコルソンがアカデミー賞助演男優賞を受賞した『愛と追憶の日々』(83)への出演も断っている。
2018年9月6日、フロリダ州の病院で死去。クエンティン・タランティーノ監督の最新作で、ブラッド・ピットとレオナルド・ディカプリオが共演する『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(原題)』に出演が決まっていたが、出演シーンは撮影されていなかった。
本作が最後の主演作となる。
アリエル・ウィンター
1998年1月28日、ロサンゼルス州生まれ。同じく女優のシャネル・ワークマンを姉に、兄も俳優をしている。子役からキャリアをスタートし、6歳でテレビCMに出演。「クリミナル・マインド FBI行動分析課」(07)、「ER緊急救命室」(09)といった人気ドラマにゲスト出演。2009年以降は人気コメディシリーズ「モダン・ファミリー」でメインキャストの次女役を射止めた。翌10年にはエミー賞を受賞している。声優としても意欲的に活動し、06年公開の「バンビ2 -森のプリンス」や11年「フィニアスとファーブ/ザ・ムービー」に声の出演をしている。
新宿シネマカリテ16:20-18:05 (104分)
http://qualite.musashino-k.jp/movies/7847/
映画製作スタジオA24