予告編
学校に行かずに自宅教育で育ち、16歳で初めての学園生活をスタートさせることになった少年の姿を描く、カナダ製の学園ドラマ。16歳のリアムは有名大学に入学してホーキング博士のような天文学者になることを夢見ながら、学校には通わず家でシングルマザーのクレアからの英才教育を受けていた。そんなある日、リアムは高卒認定試験を受けるために公立高校にはじめて足を踏み入れる。リアムはそこで義足の美少女アナスタシアを見かけ、人生ではじめて恋に落ちる。一目ぼれしたアナスタシアに近づきたいという一心で高校に通学することを決意したリアムの、初めての学園生活がスタートするのだが……。母親のクレア役を「ジュラシック・ワールド」「アントマン」シリーズのジュディ・グリア、リアム役を新人のダニエル・ドヘニーが演じる。監督は「ウォークラフト」「デッドプール」などで俳優としても活躍するカイル・ライドアウト。
16歳で学校デビュー!?世間知らずのリアムの学園生活が始まる―
カナダの新鋭、カイル・ライドアウトのポップなセンスが炸裂!
世代を超えたハートウォームなコメディ!!
『スウィート17モンスター』(16)、『レディ・バード』(17)に続く、イタくて愛すべき主人公が登場する学園ドラマの名作に、カナダから“新入生”が加わった。
『ウォークラフト』(16)、『デッドプール』(16)等に出演し俳優としても活躍中のカナダ映画界の新鋭、カイル・ライドアウトが脚本・監督を手掛けた本作は、子どもの頃から学校には通わず、母親でありいちばんの親友であるクレアに自宅教育を受けて育った16歳のリアム、そんな彼のいろんな“はじめて”が詰まった物語だ。クレアとリアムは母と子という枠を越えて、時には親友、時には恋人のように仲良く暮らしてきた。
しかし、高卒認定試験を受けるために初めて足を踏み入れた公立高校で、リアムは人生ではじめて恋に落ちる。ひと目惚れした義足の美少女、アナスタシアに近づくため、リアムは高校に通学することを決意。そして、はじめての学園生活を通じて、はじめて友人を見つけ、はじめての恋に悩む。そんなリアムをハラハラしながら見守るクレアとの親子関係は、一体どうなっていくのか―
シングルマザーのクレアの愛情と期待を一身に受けて育ち、世間知らずの天真爛漫な男の子リアムに扮するのは、ベン・スティラーがプロデューサーを務めるNETFLIXオリジナル映画『アレックス・ストレンジラブ』(18)で見事に主役を射止めた期待の新人ダニエル・ドエニー。あきれるほどピュアなリアムに女性は母性本能をくすぐられずにはいられない。一方、クレア役には『ジュラシック・ワールド』(15)、『アントマン』シリーズ(15,18)など、ジャンルを越えて数々の作品に出演してきたベテラン女優ジュディ・グリア。見事なコメディアンぶりを発揮し、キワドい母子関係をコミカルに、そして繊細に演じている。
新しい世界に飛び込む時に誰もが感じる期待と不安。そんななかで、様々な出会いを通じて成長していくリアム。いつか訪れる親離れ・子離れをユニークな切り口で描き、親の視線からも楽しめる世代を超えたハートウォームなコメディが誕生した!さあ、リアムと一緒にはじめてのスクールライフをエンジョイしよう!!
STORY
シングルマザーのクレアと仲良く暮らしてきた16歳のリアム。有名大学に入ってホーキング博士のような天文学者になることを夢見るリアムは、小さい頃から学校には行かず、毎日クレアから英才教育を受けていた。勉強が終わると自宅の壁を相手に一人でサッカー、一緒に遊ぶ友達はいない。クレアが唯一の親友なのだ。でも最近、リアムは友達がいないことに寂しさを感じるようになっていた。ある日、高卒認定試験を受けるためにはじめて足を踏み入れた公立高校で、リアムは人生ではじめて恋に落ちる。一目惚れした義足の美少女アナスタシアに近づくためわざと試験に落ち、リアムは高校に通学することを決意するが…。
公式サイト:https://liam-hajimete.espace-sarou.com
http://qualite.musashino-k.jp/movies/6851/
カイル・ライドアウトKYLE RIDEOUT 監督・共同脚本
1981年2月23日、カナダ・バンクーバー生まれ。バンクーバーを拠点に映画監督・脚本家・俳優として活躍中。バンクーバーのランガラカレッジにあるスタジオ58にて本格的に演技、映画制作を学ぶ。本作の共同脚本/共同プロデューサーのジョシュ・エプスタインとは、Studio58で知り合って以来、コラボレーションを共に続けてきた。『Wait for Rain』(11/短編)では、コミコン国際映画祭で最優秀SF/ファンタジー映画賞を受賞。2015年に、写真家のエドワード・マイブリッジを題材とした『Eadweard』(日本未公開)で長編デビューを果たし、複数の国際映画祭で観客賞を受賞するほか、カナダ・スクリーン・アワード、レオ・アワードでは脚本賞にノミネートされるなど成功を収めた。俳優としては、TVシリーズ「スーパーナチュラル」(14/未/DVD)、「iゾンビ」(17)、映画では『ウォークラフト』(16)、『デッドプール』(16)など数多くの作品に出演。『リアム16歳、はじめての学校』では、リアムのおじさん役を務めている。
Diretor’s Statement
『リアム16歳、はじめての学校』は、共同脚本を担当したジョシュ・エプスタインの経験と、個人的な知り合いにも多い、自宅教育を受けた子どもたちに対する興味からインスパイアされています。彼らのずば抜けた知性と大人っぽい言動、そして時々見られる浮世離れした感覚や態度にすごく興味を惹かれました。自宅教育を受けた女子生徒から、くしゃみをするたびに周囲が<お大事に>と声をかけることは嫌味だと思っていたと聞いたことがあります。僕自身は自宅教育とは全く逆で、引越しすることが多かったため、7つの公立学校でみっちり教育されて育ちました。長編2作目の制作にあたり、自宅教育に目を向けるだけでなく、親としての立場を見据えるチャンスにもなると考えていました。子どもに対して過保護にしてしまいがちな父親としても、子どもたちが人生を歩んでいく上で、親が必要以上に護ってしまう傾向があるのではないかと思っています。『JUNO/ジュノ』、『(500)日のサマー』、『ナポレオン・ダイナマイト』をお手本にして、明るくて楽しくテンポのいい作品を目指しました。
https://gucchis-free-school.com/event/adventures-in-public-school_interview/
https://www.tst-movie.jp/int/liam16sai-kylerideout20190204.html
新宿シネマカリテ:12:35-14:04 (86分)