Official Trailer
世界規模でデジタルコンテンツ検閲を行うマニラの巨大な影の産業を追ったドキュメンタリー映画。そこでは、シリコンバレーに委託され、何万人というコンテンツ・モデレーターが、フェイスブック、YouTube、ツイッターなどの問題のある投稿を削除している。残酷な表現に継続的に晒される作業は、作業員たちの認識能力や人格に異常をもたらすが、作業に関わる経験は口外厳禁だ。本作はコンテンツ・モデレーターを取り上げながら、フェイクニュースやヘイト・コンテンツがネットを通じて拡散・扇動される様子を映し出す。
監督のブロックとリーゼヴィークは、この作品でソーシャルメディアの理想と夢が破れる様を描き出し、その社会への重大な影響力に警鐘を鳴らす。
When you post something on the web, can you be sure it stays there? Enter a hidden shadow industry of digital cleaning, where the Internet rids itself of what it doesn’t like. Who is controlling what we see… and what we think?
公式サイト:https://www.imdb.com/title/tt7689936/
http://www.pbs.org/independentlens/films/the-cleaners/
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/sta/tok/ver.cfm?fuseaction=events.detail&event_id=21456374
http://www.gebrueder-beetz.de/en/productions/the-cleaners
監督:ハンス・ブロック/モーリッツ・リーゼビーク Hans Block, Moritz Riesewieck
https://tedxcern.web.cern.ch/speakers/hans-block-and-moritz-riesewieck
ユーロスペース:17:00-18:35 (88分) [17:05-18:40]
「コンテンツ・モデレーター」:SNSや動画サイトから、見るに堪えないコンテンツを削除していく仕事の人々
インターネット上の不適切なコンテンツを監視する業務(コンテンツモデレーション)に従事する人。
content moderator
インターネット上に存在する文章、動画、画像などから、公序良俗に反するものに削除や閲覧規制の対応をする職業。
ソーシャルネットワーキングサービスなど、様々なコンテンツをユーザーが投稿し共有するウェブサービスでは、運営企業によって大人数のコンテンツ・モデレーターが雇用され健全な情報共有の維持に努めている。コンテンツ・モデレーター自身が、監視対象である過激な情報から精神的に病むことも多く、業務に際しては精神衛生上適切なケアが必要と言われている。
https://wired.jp/special/2016/unseen
NHK BS世界のドキュメンタリー「ソーシャルメディアの“掃除屋”たち」
2018年11月29日
http://hanadoko.blog.jp/archives/77647578.html
BS世界のドキュメンタリー「ソーシャルメディアの“掃除屋”たち」(前編)
2018年10月9日(火) 午前0時00分(45分)
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145622/index.html
フィリピンにあるクリーナーズの拠点。仕事内容は家族にも「口外厳禁」とされている。多言語を操るエリート学生が採用され、世界各国の億単位のユーザーが投稿する画像や投稿を「秒単位」でチェックし、“ポルノ・残虐性”は除外していく。しかし、“表現”“報道”“芸術”を誤って削除してしまうミスも…世界中の記者が取材を試みてきたSNSの検閲作業の舞台裏へのアクセスに成功。NHKも参加した国際共同制作番組の前編。
BS世界のドキュメンタリー「ソーシャルメディアの“掃除屋”たち」(後編)
2018年10月10日(水) 午前0時00分(45分)
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/253/2145623/index.html
フェイスブック社がマニラに置く“掃除屋”の拠点から始まった取材は、発信者も管理者もアマチュアが大半を占めるユーザー生成コンテンツのもろさ、そしてリスクを暴き出してゆく。文化や宗教、価値観、時代といった要素への対応…「検閲が表現の自由を脅かす」「政治的迫害を招いた」などと、SNS各社に対して高まる批判…今年の世界の映画祭で注目を集めている話題作。NHKも参加した国際共同制作の後編。
ドイツ映画際HORIZONTE2019-Goethe-Institut Japan
Festival des Deutschen Films
(3月8日[金]—15日[金] ユーロスペース)
プロモーション映像
https://www.goethe.de/ins/jp/ja/kul/sup/hor.html
ゲーテ・インスティトゥート東京は、3月8日〜3月15日、ユーロスペース(渋谷)にて、ドイツ映画祭HORIZONTE 2019 を開催します。今年は、最新のドイツ映画から厳選した8本の劇映画と2本のドキュメンタリー映画をラインナップしました。上映にあたっては監督や俳優が来日し、それぞれの作品の見どころを紹介します。どれも若い世代のドイツ人監督、あるいはドイツを拠点にする監督たちによる作品で、彼らを取り巻く多様で切実なテーマが生き生きと描かれています。オンラインチケットの前売り販売を開始しました。
HORIZONTE(ホリゾンテ=地平線)への視線は、遠く、未来を、新しく何かが生れる場所を見つめます。このHORIZONTE という名を冠した映画祭は、ダイナミックに変動する新世代のドイツ映画界から厳選した作品を紹介します。
HORIZONTE では、映画賞の受賞などを通じて高く評価されている作品や、社会・政治の現在を映し出すドキュメンタリー作品を上映するだけでなく、観客や俳優を招待し、その生の声を観客に届けます。ゲーテ・インスティトゥート東京によるHORIZONTE 2019 は、German Films とユーロスペース(渋谷)の協力の下、実現することができました。
上映ライナップは以下、8本の劇映画と2本のドキュメンタリー映画です。
『ロミー・シュナイダー〜その光と影〜』(オープニング作品、エミリ・アテフ監督によるQ&Aあり)、『父から息子へ〜戦火の国より〜』、『僕たちは希望という名の列車に乗った』(ラース・クラウメ監督によるQ&Aあり)、『未来を乗り換えた男』(主演俳優フランツ・ロゴフスキによるQ&Aあり)、『キャスティング』、『プチ・ブルの犬』、『希望の灯り』(トーマス・ステューバー監督、および主演俳優フランツ・ロゴフスキによるQ&Aあり)、『明日吹く風』、『マニフェスト』、『ソーシャルメディアの“掃除屋”たち』