予告編
性同一性障害から性別適合手術を受ける1人の大学生の姿を追ったドキュメンタリー。子どもの頃から女性になることを夢見ていた未悠。高校の時に家族へカミングアウトし、大学に入学し女装もはじめた未悠は、女性として社会に出るために大学3回生の春休みに念願の性別適合手術を受けることとなった。家族、友人、大学の教員、医師、そして恋人、未悠と未悠をとりまく人々の半年間を軽やかに記録した。監督はセクシャルマイノリティたちの生き方を描いたドキュメンタリー「ITECHO 凍蝶圖鑑」の田中幸夫。
公式サイト:http://onnaninaru.com
田中幸夫:監督・製作・撮影・編集
https://news.infoseek.co.jp/article/tocana_36551/
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayukio/
J&B:19:45-21:00 (74分)
https://news.yahoo.co.jp/byline/tanakayukio/20180511-00085007/
*中川未悠(みゆ)
1995年 中川悠哉として神戸に生まれる
地元の小学校、中学校、高校を経て…
2014年 神戸芸術工科大学ファッションデザイン学科に入学
2015年 ホルモン注射を始める
2017年2月 名古屋で性別適合手術を受ける
5月 男性から女性への戸籍変更が受理される
2018年3月 大学卒業
4月 アパレル会社に就職
*「女になる」 映画公式サイト onnaninaru.com
2017年 劇場公開 2018年 全国各地でホール上映開始
「田中幸夫監督コメント」
2016年の春、拙作「凍蝶圖鑑」(2014)を観たという大学生が、私に映画製作の話を持ち込んで来た。今回の映画の主人公となった未悠(みゆ)だ。
未悠は子どもの頃から心と体の違和に苦しんできた。「来年の春休みに性別適合手術をする予定です。是非、私を撮ってほしい!」と言う。男の体をもちながら女の心をもつ未悠・・・。「私のような子を応援していきたい!」強い覚悟に押されるように撮影に入った。
忌避、蔑み、偏見、差別の渦巻く中、未悠はあっけらかんと生きていく。未悠の生き方に共感する人たちも声をあげ始めている。
ドキュメンタリー映画は覚醒するためにある。感動や怒りや不幸の底上げ大安売りの時代、「女になる」はフラットだからこそのリアルに徹した。明るく楽しくバカバカしく、ちょっと真面目に生きる未悠たち。
映画を通して多様性を認め合う社会の萌芽を少しだけ刻印できたのではないかと思っている。
ナグモクリニック名古屋
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乳腺外科・美容外科・形成外科
ナグモクリニック名古屋院長
GID(性同一性障害)センター長
山口悟Dr. Yamaguchi Satoru;
日本乳癌学会乳腺専門医
日本形成外科学会専門医
GID(性同一性障害)学会認定医
GID(性同一性障害)学会理事
JOPBS乳房再建用エキスパンダー・インプラント責任医師
JSPRS乳房増大用エキスパンダー・インプラント実施医師
マンモグラフィ読影認定医
ハッピーリフト指導医
GID(性同一性障害)学会
日本社会における「男」「女」イメージの門切型がよくわかる映画であった。Transgenderにおける身体的・社会的問題をもっと突っ込む必要がある。
日本語で「女になる」という言い方には、すでに慣習的意味がはりついていることを理解する必要がある。
- 成長して年ごろの女になる、嫁入りしてもよい年齢の女になる
1−2.月経が始まり成熟した女になる、おうなになる
- 処女でなくなる、男を知る
transgender(GID)においては「性別適合手術」(性転換手術)を受けて女になる(M2F)らしい。
しかし、社会生活上は「女になる」のは、もっと複雑な現象なのである。女も「女」になるのは、大変なことであり、そう簡単ではないのであり、そして果たしてそのような「女」になる必要はどこにあるのかを考える必要があるのだ。