予告編
ポン・ジュノ監督作品や山下敦弘監督作品などで助監督を務めた片山慎三の初長編監督作。ある港町で自閉症の妹・真理子とふたり暮らしをしている良夫。仕事を解雇されて生活に困った良夫は真理子に売春をさせて生計を立てようとする。良夫は金銭のために男に妹の身体を斡旋する行為に罪の意識を感じながらも、これまで知ることがなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れることで、複雑な心境にいたる。そんな中、妹の心と体には少しずつ変化が起き始め……。SKIPシティ国際Dシネマ映画祭の国内コンペティション長編部門で優秀作品賞と観客賞を受賞。
障碍をもつ兄妹が犯罪に手を染めるとき、二つの人生が動きだす―
港町、仕事を干され生活に困った兄は、自閉症の妹が町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知る。罪の意識を持ちつつも、お互いの生活のため妹の売春の斡旋をし始める兄だったが、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送るのだった。そんな時、妹の心と体にも変化が起き始めていた・・・。
ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす。地方都市の暗部に切り込み、家族の本質を問う、心震わす衝撃作―。
また、真理子が居なくなった・・・自閉症の妹のたびたびの失踪を心配し、探し回る兄の良夫だったが、今回は夜になっても帰ってはこない。
やっと帰ってきた妹だが、町の男に体を許し金銭を受け取っていたことを知り、妹をしかりつける。
しかし、罪の意識を持ちつつも互いの生活のため妹へ売春の斡旋をし始める兄。このような生活を続ける中、今まで理解のしようもなかった妹の本当の喜びや悲しみに触れ、戸惑う日々を送る。
そんな時、妹の心と身体にも変化が起き始めていた…。ふたりぼっちになった障碍を持つ兄妹が、犯罪に手を染めたことから人生が動きだす。2019年、日本映画界に新たな衝撃、新たな伝説が生まれようとしている。
公式サイト:https://misaki-kyoudai.jp
http://asianwiki.com/Siblings_of_the_Cape
監督・脚本・製作・プロデューサー・片山慎三
ポン・ジュノ監督の元で研鑚を積んだ日本人監督による初長編監督作!
監督は『TOKYO!』(08)※ポン・ジュノ監督パート、『母なる証明』(09)、『マイ・バック・ページ』(11)、『苦役列車』(12)など、ポン・ジュノ監督作や山下敦弘監督作に助監督として携わった片山慎三。本作では脚本と編集も自身で行い、一年間、季節ごとの撮影を繰り返し完成まで二年以上かけた、まさに心血を注いだ妥協なき骨太な傑作だ。
兄を演じるのは、冨永昌敬監督作『ローリング』(15)での演技が印象に残る名バイプレーヤー、松浦祐也。妹を演じるのは瀬々敬久監督作『菊とギロチン』(18)で女力士役に挑戦し、本作でも体当たりの演技を見せる和田光沙。また産婦人科医役で、1980年代の日活ロマンポルノを代表する女優、風祭ゆきが特別出演しているのも見逃せない。
1981年生まれ。助監督としてポン・ジュノ監督の『TOKYO!』(08) 、『母なる証明』(09)、また、山下敦弘監督の『マイ・バック・ページ』(11)、『苦役列車』(12)などの作品に参加。
新宿バルト:11:00-12:40 (89分)
https://eiga.com/news/20190301/21/
山本譲司 『累犯障害者』(新潮文庫) 2009
第3章生きがいはセックス―売春する知的障害女性たち
イ・チャンドン監督の映画『オアシス』2002を見ましょう。
https://ja.wikipedia.org/wiki/オアシス_(映画)
https://en.wikipedia.org/wiki/Oasis_(2002_film)
https://shibuya.uplink.co.jp/movie/2019/53800
3.15よりロードショー(UPLINK)
https://ja.wikipedia.org/wiki/イ・チャンドン
「貧困、障害、性、犯罪、暴力・・・そういったもの」のイメージが、昭和に留まっており、21世紀の日本の姿が描けないのは、なぜだろう。