予告編
人気ファッションブランド「ヴィヴィアン・ウエストウッド」のデザイナーで、エリザベス女王から「デイム」の称号も与えられたビビアン・ウエストウッドの生き様を描いたドキュメンタリー。パンクムーブメント誕生秘話、デザイナーとしての躍進と挫折、無一文からの再出発など、世界的人気ブランドとして成功するまでの波乱万丈な道のりが、秘蔵映像や痛快な名言の数々とともに明かされる。3年間にわたって密着取材を行い、ショーの裏側や新規出店を指揮するプロフェッショナルとしての姿、そして環境保護アクティビストとして精力的に活動する姿を捉えた。さらに、モデルのケイト・モスやナオミ・キャンベル、エディターのカリーヌ・ロワトフェルドら、ファッション界を牽引してきた豪華な顔ぶれが次々と登場し、ビビアンの魅力を語る。
英国カルチャーのトップの座に君臨しながら、77歳にして生涯現役を誓うヴィヴィアン・ウエストウッド
そのパワーの秘密に迫る刺激と情熱に満ちたドキュメンタリー!
英国のファッションデザイナー、ヴィヴィアン・ウエストウッドは、数々の伝説を纏っている。米国アカデミー賞®の授賞式では、メリル・ストリープやヘレン・ミレン、ティルダ・スウィントン、ヘレナ・ボナム・カーターなど、演技だけでなく生き方までがパワフルな女優たちが、彼女のドレスでレッド・カーペットを飾ってきた。また、映画『セックス・アンド・ザ・シティ』でサラ・ジェシカ・パーカー扮する主人公のキャリーが着たウエディングドレスは、誰もが初めて目にするルックで一大センセーションを巻き起こす。その膝丈バージョンを作って公式サイトでネット販売したところ、一瞬で完売という記録まで作ったのだ。
1993年には、ドラマティックなまでにヒールの高いシューズ“スーパー・エレベイテッド・ギリー”を履いていた、スーパーモデルのナオミ・キャンベルがキャットウォークで転倒。ファッションニュースのトップを飾るほど話題になり、同じ靴がロンドンの博物館に納められた。そして遂には、エリザベス女王から〈デイム〉の称号を授けられる。
だが、何よりもレジェンドなのは、大企業の傘下に入ることなく、77歳にして世界数十カ国、100店舗以上を展開する独立ブランドのトップかつ現役デザイナーという、彼女の存在そのものだ。そんなヴィヴィアンを包んできた、最強にエレガントなベールの裏側に迫る、ドキュメンタリー映画が完成した。
公式サイト:http://westwood-movie.jp
https://www.fashion-press.net/news/42967
監督: ローナ・タッカーDirector Lorna Tucker
ロックバンドのアンクル、ルーペ・フィアスコ、ザ・カルト、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジ等のツアーバスに同乗してライブ映像やミュージックビデオの撮影を担当し経験を積む。その後、長編やドキュメンタリーの監督・脚本を手がけ始め、アレキサンダー・マックイーン、ヴィヴィアン・ウエストウッド、ナイキ、レッドブル、ショースタジオらと組み、実験的な映像プロジェクトに携わった。それらの映像作品はサンパウロ近代美術館やビルバオ・グッゲンハイム美術館で上映されている。さらに、国際人権団体のリバティやアムネスティ・インターナショナルと組み短編フィルムを制作した。
本作『ヴィヴィアン・ウエストウッド最強のエレガンス』は初の長編ドキュメンタリー作品となる。2018年はこのほか、ネイティブアメリカンの女性に対する強制不妊を題材にした『AMÁ』が公開した。
http://www.neol.jp/culture/77646/
デイム・ヴィヴィアン・ウエストウッド
Dame Vivienne Westwood
1941年4月8日、イギリス中部のダービーシャー生まれ。本名はヴィヴィアン・イザベル・スウェア。絵が得意で、アートを専攻し美術教師を志す。1962年にデレク・ウェストウッドと結婚、長男ベンジャミンをもうけるが、3年で破局。1965年に弟の友人マルコム・マクラーレンと出会い、彼との間に次男ジョセフが生まれている。1971年にマルコムと共にブティック「レット・イット・ロック」をキングスロードにオープン。ヴィヴィアンが制作を担当、これをきっかけにデザイナーの道を歩む。ロックをコンセプトとした挑発的なファッションで、ロンドンの若者から熱狂的な支持を得て、のちに「パンク・ファッション」として脚光を浴びる。
1981年に初のコレクションを発表。同年、マルコムと決別、共同経営関係のみ継続したが、2年後に正式解消した。その後、デザインの傾向を19世紀以前のヨーロッパからインスパイアされた、エレガントな路線に変更し、大成功を収める。1989年に現在のパートナーであるアンドレアス・クロンターラーと出会う。教師と教え子という立場だったが、翌年から共にコレクション製作を始め、二人は1993年に結婚。その強いパートナーシップでファッション界をリードしてきた。現在ヴィヴィアンは環境保護、人権保護問題の活動家として、資金援助や支援活動に積極的に参加している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/ヴィヴィアン・ウエストウッド
https://www.viviennewestwood-tokyo.com/top/CSfIndex.jsp
https://www.viviennewestwood-tokyo.com/top/CSfTop.jsp
角川シネマ有楽町:14:50-16:25 (84分)