東京都美術館 ムンク展―共鳴する魂の叫び
美術館に行く前に必見!ムンク展をより楽しむ解説をアートライター木谷節子が語り尽くします。
12月11日(火)夜9時【ぶらぶら美術・博物館】あの「叫び」が初来日!「ムンク展」〜トラウマ・葛藤を描いたノルウェーの奇才・ムンクの世界
世界で最もよく知られる名画の一つ≪叫び≫を描いた近代絵画の巨匠、エドヴァルド・ムンクの大回顧展を2018年秋、東京・上野の東京都美術館で開催します。
画家の故郷、ノルウェーの首都にあるオスロ市立ムンク美術館が誇る世界最大のコレクションを中心に、代表作≪叫び≫など油彩の名品約60点が集結。版画などを加えた約100点を展示します。≪叫び≫には複数のバージョンがありますが、ムンク美術館所蔵の油彩・テンペラ画の≪叫び≫は今回が初来日となります。
公式サイト:https://munch2018.jp
https://www.tobikan.jp/exhibition/2018_munch.html
https://blog.goo.ne.jp/harold1234/e/ce7e8a31c282f94c22e88aaf903b24e9
https://www.artpedia.jp/edvard-munch/
ムンクの生涯
1863年、ノルウェーの歴史学者や聖職者を輩出した家系に生まれたムンクは、病弱だった幼少期に母や姉など身近な家族の死を体験し、やがて画家になることを目指します。
祖国とパリやベルリンなどを行き来し、世紀末の思想や文学、ポスト印象派などの芸術と出会うなかで、世紀末の象徴主義的な精神風土や、家族の死、女性関係など自身の抱えるトラウマに根差した独自の画風を確立。
アルコール依存や神経症に悩まされる時期もあったものの、徐々に国際的な評価を築いていきました。そして不安や孤独など近代的な人間の感情を強烈なまでに描き出したムンクの芸術は、20世紀における表現主義潮流の先駆けとなりました。
晩年にはナチスにより頽廃芸術としての烙印が押される一方、祖国の国民的な画家となります。
世紀末から20世紀へと移り変わる激動の時代のなか、作品と共に膨大なテキストを書き残し、展覧会の構成を手がけ、自らその芸術像を描き出そうとしました。
https://ja.wikipedia.org/wiki/エドヴァルド・ムンク
https://ja.wikipedia.org/wiki/叫び_(エドヴァルド・ムンク)
https://www.huffingtonpost.jp/2018/10/04/munch-sony_a_23550298/
http://www2.plala.or.jp/Donna/munch.htm
https://kotobank.jp/word/ムンク-141007