予告編
15歳で性的集団暴行の被害に遭い、加害者の男たちへの復讐だけを胸に生きてきたという雪村葉子によるセンセーショナルな手記を、精神科医で「受験のシンデレラ」などを手がけた和田秀樹監督のメガホンで映画化。東北地方の田舎でごく普通に暮らしていた中学3年生の葉子。そんな彼女の平凡な日々が若い男達に無理やり輪姦されたことで崩壊する。ひょんなことから出会ったレイプ犯の1人の養父と援助交際の契約を交わした葉子は、地獄からの脱出、そして男たちへの復讐のためにひたすら金を貯め続ける。高校を卒業し、東京へと向かった葉子は全身整形を施し、昼間は真面目な学生、夜は学費や生活費を稼ぐために風俗で働くという生活をスタートさせるが……。グラビアなどで活躍する平塚千瑛が整形後の主人公・葉子役、NHK大河ドラマ「西郷どん」に出演の西川可奈子が学生時代の葉子役を演じてダブル主演を務めた。隆大介、佐野史郎、美保純、友川カズキらベテラン勢が脇を固める。
東北地方の田舎で育った中学3年生の葉子(西川可奈子)は、メガネに化粧っ気のない素朴な女の子。厳格な父(友川カズキ)と、女々しく意地悪な母(美保純)と、優しいがどこか他人事の様に接する祖母(白川和子)と、小さな弟と妹に囲まれて平凡に暮らしていた。あの日までは・・・。
年末、若い男達に無理やり輪姦されたのだった。
元旦に全身傷だらけで帰宅した葉子を待ち受けていたのは、冷たく突き放す家族と親戚だけだった。体のみならず、心もズタズタにされ、天涯孤独の様な気持ちだった。
ひょんなことからレイプ犯の一人である若者の養父・早田(隆大介)と出会い、援助交際という名の契約を交わす。どうせ私は傷物なんだから・・・。
冬休み明けの学校でも、瞬く間に輪姦された噂は広まり、イジメが始まった。
その間も援助交際でコツコツと大金を稼ぐ葉子。一刻も早くこの地獄から自力で抜け出すために。そしていつか、あの男達に復讐するために・・・。
高校卒業後、大都会東京へ。
すぐさま全身整形し、昼間は真面目な学生、夜は学費や生活費を稼ぐべく風俗で働いていた。そんな中、葉子(平塚千瑛)は客としてきた雪村(佐野史郎)に出会う。
彼は将来の夫になる人だった・・・。しかし、ある日、彼の真実を知ってしまう・・・。
そんな体験を実際に持つ雪村葉子さんが35歳になって執筆した手記を元に、何に対して復讐しているのか。あの男達への思いは・・・。
公式サイト:http://watashihazettaiyurusanai.com
監督:和田秀樹(Hideki Wada)
1960年大阪市生まれ。東京大学医学部卒業。東京大学医学部精神神経科助手を経て、米国カールメニンガー精神医学校で約3年間精神分析とトラウマの理論を学ぶ。現在、国際医療福祉大学心理学科教授、和田秀樹こころと体のクリニック院長。著書は600冊以上。翻訳書は『トラウマの精神分析』など。映画監督としては第一作の『受験のシンデレラ』でモナコ国際映画祭最優秀作品賞(グランプリ相当)『「わたし」の人生』で人道的作品監督賞など4冠受賞。
J&B:19:10-21:15 (119分)
舞台挨拶:監督和田秀樹・出演者隆大介
雪村葉子『私は絶対許さない15歳で集団レイプされた少女が風俗嬢になり、さらに看護師になった理由 』(ソフトカバー) ブックマン社2015
『私は絶対許さない<新装版>』 (ソフトカバー) ブックマン社2018
雪村葉子(Yoko Yukimura)
15歳の元日、集団レイプに遭う。何度も死のうと思った。加害者の男たちへの復讐だけを胸に、なんとか今まで生きてきた。20歳で結婚。結婚相手には洗いざらいを告白し、受け入れてくれたものの…。現在は、看護師の仕事とともに、SM嬢をやっている。
http://cinema.u-cs.jp/interview/watashihazettai-wada-yukimura/
「和田秀樹監督&原作者・雪村葉子氏インタビュー」
https://eiga.com/news/20180406/25/
「レイプ被害者の実話を主観撮影で映像化 精神科医・和田秀樹が映画を撮る理由」
なにか違う。「私は絶対許さない」では、なかったから。西川可奈子が最後に消えた。