黒森神楽岩手県宮古市
この神楽は、修験のカスミ(旦那場)廻りの伝統を神楽巡業によって現代に受け継ぐ数少ない神楽集団であり、舞込み・舞立ち・墓獅子・柱かがり・火伏せ祈祷・身がためなど、きわめて重要な儀礼慣行をもち、また、演目も豊富であることから、芸能史上貴重である。現在は正月明けに黒森神社を舞立ち、北廻り(宮古市~普代村)と南廻り(宮古市~大槌町)を1年交代で、1~2ヶ月間巡行する。
教大学公開講座「災害復興の国際学― レジリエンスとつながりの市民力」
11月24日(土)113時~15時30分216時30分~20時
1.高砂コミュニティセンター2茅ヶ崎館
1シンポジウム「災害復興の国際学」2国指定重要無形文化財「黒森神楽」上演
http://www.bunkyo.ac.jp/news/event/20181115-06.html
ホームページ:黒森神楽:https://www.facebook.com/KUROMORIKAGURABAKA/
http://www.bunka.pref.iwate.jp/dentou/kyodo/shousai/geinou_014.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/黒森神楽
http://www.city.miyako.iwate.jp/bnka/kagura.html
http://miyapedia.com/index.php?title=黒森神楽
http://bunka.nii.ac.jp/heritages/detail/137337
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映画『廻り神楽』予告編
『廻り神楽』監督:遠藤協・大澤未来/2017年/日本/94分
オフィシャルサイト https://www.mawarikagura.com/
監督からのメッセージ
「なぜ神楽を続けるのか?」との私の問いに、ある若い神楽衆が「神ごとだからやんなきゃない(やらなければならない)」と答えました。
理由などない。使命や責任や大義のためではなく、ひたすら続けることが大事なのだと彼は言い切りました。津波であれほど悲惨な目にあった漁師たちに「なぜ海に出続けるのか?」と聞いても、同じように不思議な顔をされて「漁師は海にでて稼ぐのが当たり前だ」と返されます。
彼らのこの「当たり前」の答えのなかに、厳しい三陸で生き抜き、再起を果たして来たたくましさの源があるのではないかと感じています。
神楽や信仰に込められた願いには、彼らの強さと弱さが同居しています。
「3.11大津波」という大惨事の側面からだけではなく、彼らの先祖たちが繰り返してきた生き方を、映画で捉えたいと思いました。
監督・プロデューサー 遠藤 協
監督・プロデューサー
遠藤協(えんどうかのう)
1980年生。茨城県出身。大学で日本民俗学や文化人類学を学んだあと、映画美学校ドキュメンタリーコースを修了。全国各地の民俗文化を取り上げたドキュメンタリー映画、テレビ番組、教育映像等の企画・演出に携わる。2012年から岩手県宮古市の「震災の記憶伝承事業」に参加し被災地に通いはじめる。近作に「落合西光寺双盤念仏」「西久保観世音の鉦はり」(ともに地域映像コンクール奨励賞)、「むらのしばいごやー加子母明治座耐震改修工事の一年」(「地方の時代」映像祭優秀賞)など多数。
監督
大澤未来(おおさわみらい)
1981年生。東京都出身。日本大学芸術学部写真学科中退後、映画美学校ドキュメンタリーコースを修了。ドキュメンタリー映画、テレビ番組、記録映像、インスタレーション映像の演出、撮影等に携わる。2014年より岩手県宮古市の「震災の記憶伝承事業」に参加する。代表作に「馬と人間」、「帰郷―小川紳介と過ごした日々」などがある。
神楽
https://ja.wikipedia.org/wiki/神楽
神楽は、宮中の御神楽(みかぐら)と、民間の里神楽(さとかぐら)に分けられる。