予告編
アメリカとメキシコの国境地帯で繰り広げられる麻薬戦争の現実をリアルに描き、アカデミー賞3部門にノミネートされた「ボーダーライン」の続編。アメリカで市民15人が命を失う自爆テロ事件が発生した。犯人がメキシコ経由で不法入国したとの疑いをかけた政府から任務を命じられたCIA特別捜査官マットは、カルテルに家族を殺された過去を持つ暗殺者アレハンドロに協力を依頼。麻薬王の娘イサベルを誘拐し、メキシコ国境地帯で密入国ビジネスを仕切る麻薬カルテル同士の争いへと発展させる任務を極秘裏に遂行するが……。前作から引き続きベニチオ・デル・トロ、ジョシュ・ブローリンが出演するほか、イザベラ・モナー、ジェフリー・ドノバン、キャサリン・キーナーらが脇を固める。脚本は前作「ボーダーライン」と「最後の追跡」でアカデミー賞脚本賞にノミネートされたテイラー・シェリダン。監督は前作のドゥニ・ビルヌーブから、イタリア人監督のステファノ・ソッリマにバトンタッチ。撮影は「オデッセイ」など近年のリドリー・スコット作品で知られるダリウス・ウォルスキー。音楽は前作を手がけ18年2月に他界したヨハン・ヨハンソンに代わり、ヨハンソンに師事していたアイスランド出身のヒドゥル・グドナドッティルが担当。
公式サイト:https://border-line.jp
監督:ステファノ・ソッリマStefano Sollima
1966年、ローマ生まれのイタリア人。父親は『復讐のガンマン』(66)、『狼の挽歌』(70)のセルジオ・ソリーマ監督。ロベルト・サヴィアーノによるノンフィクション小説「死都ゴモラ」を原作としたTVドラマ版「ゴモラ」(14-16)や腐敗した政治社会を描く『暗黒街』(15)など裏社会の闇と正義の境界を描くことを得意とする。現在はAmazon制作の麻薬取引を題材にしたドラマ「ZeroZeroZero」を制作中。
新宿ピカデリー:13:05-15:20(122分)