https://www.dailymotion.com/video/x6sm346
https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/20/2259620/index.html
https://tvmatome.net/archives/12015
戦時中、精神障害兵士が送られれた国府台陸軍病院。そこに残っている約8000人のカルテから日本兵のトラウマが明らかになりました。発病した中国の戦場を取材。戦後の家族の姿を追いました。
日中戦争から太平洋戦争の時代、精神障害兵士が送られた国府台陸軍病院。密かに保管された約8000人の「病床日誌(カルテ)」が研究者よって分析され、日本兵の戦時トラウマの全貌が明らかになった。戦場の衝撃に加え、精神主義による制裁や住民への加害の罪悪感が発病要因につながっていたことが判明した。番組では発病地の多い中国河北省で治安戦の実態を取材。戦後も社会復帰を阻まれた兵士の姿をカルテをもとに追跡する。
【朗読】佐野史郎,【語り】中條誠子
中村江里(歴史学者)
シリーズ データで読み解く戦争の時代 第2回
再放送:2018年8月30日(木) 午前0時00分(60分)
https://見逃したテレビドラマを見る方法.xyz/etv特集/精神障害兵士_隠されたトラウマ/
参考書籍
中村江里『戦争とトラウマ 不可視化された日本兵の戦争神経症』吉川弘文館 2017
https://books.rakuten.co.jp/rb/15228032/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_101_0_0
アジア・太平洋戦争期に軍部の関心を集めた戦争神経症。恐怖を言語化することが憚られた社会で患者はどのような処遇を受けたのか。また、この病の問題はなぜ戦後長らく忘却されてきたのか。さまざまな医療アーカイブズや医師への聞き取りから忘却されたトラウマを浮かび上がらせ、自衛隊のメンタルヘルスなど現代的課題の視座も示す注目の一冊。
序章 戦争とトラウマの記憶の忘却/総力戦と精神疾患をめぐる問題系(兵員の組織的管理と軍事心理学〈軍隊と心理学/戦場心理・戦争心理研究/小括〉以下細目略/戦争の拡大と軍事精神医学/戦争の長期化と傷痍軍人援護)/戦争とトラウマを取り巻く文化・社会的構造(戦場から内地へー患者の移動と病の意味/一般陸軍病院における精神疾患の治療ー新発田陸軍病院を事例に)/〔補論〕戦争と男の「ヒステリー」-アジア・太平洋戦争と日本軍兵士の「男らしさ」/誰が補償を受けるべきなのか?-戦争と精神疾患の「公務起因」をめぐる政治/アジア・太平洋戦争と元兵士のトラウマー地域に残された戦争の傷跡/終章 なぜ戦争神経症は戦後長らく忘却されてきたのか?
細渕富夫『精神障害兵士「病床日誌」(第1巻(神経衰弱編 1))編集復刻版資料集成』六花出版
細渕富夫『精神障害兵士「病床日誌」(第2巻)編集復刻版資料集成神経衰弱編2 』
中村江里『精神障害兵士「病床日誌」(第3巻)編集復刻版資料集成新発田陸軍病院編』
http://rikka-press.jp/byosyonisshi/