予告編
特報
本編映像
https://eiga.com/movie/88986/critic/
実業家として成功した厳格な父親と過保護な母親を持つ裕福な家庭で育ったフローレンスと、学校の教師を務める父親と脳に損傷を負った母親を抱えるエドワードは対照的な家庭環境。すべてが異なる2人にとっては、さまざまな困難が立ちはだかると思われていた。
喜びを抑えきれずに焦るエドワードと不安な様子のフローレンスは、どこかちぐはぐで、うまく噛み合わないまま。ついに結ばれるかと思われたが、なぜかフローレンスはエドワードを拒絶してしまう。
1960年代のイギリスを舞台に、海辺のホテルで新婚初夜を迎えた若い夫婦の心の機微を描いた。
公式サイト:http://tsuisou.jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/追想_(2017年の映画)
監督:ドミニク・クック(DOMINIC COOKE)
2016年にはベネディクト・カンバーバッチやジュディ・デンチが出演するBBCの人気ドラマ「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」で監督デビューをはたしているが、長編映画は今回が初となる。
1966年、イギリス、ウィンブルドン生まれ。ウォーリック大学を卒業後、1995年からロイヤル・コート劇場で活動を始め、ヴァシリー・シガレヴ作の「Plasticine」(02)とマイケル・ウィン作の「The People Are Friendly」(02)などを演出。その後、2006~2013年の間、ロイヤル・コート劇場芸術監督と最高責任者を務めた。ロイヤル・シェイクスピア・カンパニーでは、彼が演出した「シンベリン」(03)、「マクベス」(04)、「お気に召すまま」(05)、「冬物語」(06)が高い評価を受けた。2007年には「るつぼ」を演出し、ローレンス・オリヴィエ賞の演出家賞とリバイバル作品賞を受賞。また、ロリー・ブラックマン作、主演:リチャード・マッデンの「コーラムとセフィーの物語引き裂かれた絆」(07)を脚色・演出した。テレビ番組監督デビューは2016年。トム・ヒドルストン、ベネディクト・カンバーバッチ、ヒュー・ボネヴィル、ソフィー・オコネドー、マイケル・ガンボンが出演したBBC の人気番組「嘆きの王冠~ホロウ・クラウン~」のシーズン2は、2017年の英国アカデミー賞テレビ部門でミニシリーズ賞にノミネートされた。2014年には英国女王の新年叙勲者リストに記載され、演技の世界への大きな貢献が認められて、大英帝国勲章(OBE)を授与された。
原作・脚本:イアン・マキューアン(Ian McEwan)
ブッカー賞作家
『つぐない』原作著者
「初夜」2007
1948年、イギリス、ハンプシャー生まれ。今世紀の最も有名なイギリス人作家の1人。ブッカー賞に6度ノミネートされ、1998年に「アムステルダム」(98)で受賞。その他「セメント・ガーデン」(78)、1987年にウィットブレッド賞(現コスタ賞)を受けた「時間のなかの子供」(87)、「愛の続き」(97)、「土曜日」(05)、「ソーラー」(10)、「甘美なる作戦」(12)、「未成年」(14)、そして最新作の「憂鬱な10か月」(16)など多くの作品を執筆。『迷宮のヴェニス』(90・未)、『愛の果てに』(93)、1993年にベルリン国際映画祭で監督賞を受賞したアンドリュー・バーキン監督『ルナティック・ラブ/禁断の姉弟』(92・未)など多くの作品が映画化される中、「贖罪」(01)は『つぐない』(07)としてキーラ・ナイトレイ、ジェームズ・マカヴォイ、シアーシャ・ローナン出演、ジョー・ライト監督で映画化され、2008年にゴールデン・グローブ賞の作品賞(ドラマ部門)と作曲賞、アカデミー賞®の作曲賞を受賞した。脚本家デビュー作はリチャード・エアー監督『ThePloughman’s Lunch』(83・未)。その後『サワースィート』(88)と『危険な遊び』(93)の脚本を書いた。また、リチャード・エアーの協力を得て、自身の小説「未成年」を脚本化し、エマ・トンプソンとスタンリー・トゥッチ主演で『TheChildren Act』(17・未)として映画化した。2008年には、タイムズ紙の“1945年以降のイギリス人作家ベスト50人”に入り、デイリー・テレグラフ紙の“イギリス文化に最も影響力のあるベスト100人”の19位にランクインする。新作「憂鬱な10か月」(村松潔訳、新潮クレスト・ブックス) は今年5月に出版された。
https://ja.wikipedia.org/wiki/イアン・マキューアン
イアン・マキューアンの書いた原作「初夜」は今世紀で最も人気を得たイギリスの小説の1つだ。2007年に刊行、ブッカー賞の最終候補作の1つに選ばれ、好評を受けベストセラーになった。しかし、映画界ではしばしばあることだが、映画化されるのにかなりの時間がかかった。
シアーシャ・ローナン (SAOIRSE RONAN)
「つぐない」07 https://ja.wikipedia.org/wiki/つぐない_(映画)
「ブルックリン」15
「レディー・バード」17
1994年、アメリカ、ニューヨーク生まれ。アイルランド人の両親のもとに生まれ、3歳の時にアイルランドへ移住。9歳で子役としてのキャリアをスタートする。映画デビュー作は、ミシェル・ファイファー、ポール・ラッドと共演した、エイミー・ヘッカーリング監督の『I Could Never Be Your Woman』(07・未)。その後、ジョー・ライト監督の傑作『つぐない』(07)にてアカデミー賞®助演女優賞にノミネートされる。『ラブリーボーン』(09)でも高い評価を受け、2010年英国アカデミー賞で主演女優賞にノミネート。2014年にはウェス・アンダーソン監督『グランド・ブダペスト・ホテル』(14)に出演。その後も多くの話題作に出演し、2016年にはジョン・クローリー監督『ブルックリン』(15)で、英国アカデミー賞、ゴールデン・グローブ賞、アカデミー賞®で主演女優賞にノミネート。さらにグレタ・ガーウィグ監督の『レディ・バード』(17)では、アカデミー賞®主演女優賞に再びノミネートされ、ゴールデン・グローブ賞(ミュージカル/コメディ部門)では主演女優賞を見事受賞した。主な映画出演作品は『ハンナ』(11)、『天使の処刑人バイオレット&デイジー』(11)、『ビザンチウム』(12)、『わたしは生きていける』(13)、『ロスト・リバー』(14)など。最新の出演作は、ジョージー・ローク監督『Mary Queen ofScots』(18)、マイケル・メイヤー監督『The Seagull』(18)では、本作のビリー・ハウルと共演している。
https://ja.wikipedia.org/wiki/シアーシャ・ローナン
J&B: 13:15-15:05 (110分)
ドーセット州のチェジル・ビーチ
イギリス海峡に面した港町ウェイマスの近くにはチェジルビーチという海岸があります。 このビーチは砂浜ではなくて、あるのは小さな石ばかりです。
丸い小石がず―っと続き、とても不思議なかんじです。 砂浜か岩場かっていう感じが多い日本の海岸では、 全く見たことがない世界が広がってました。
「スウィンギング・ロンドン」(Swinging London)
1962年.新しい若者文化が始まり、西洋世界に性革命が広がる直前。
10代が大衆文化の中心になる時代の直前、ザ・ビートルズが大人気になる前。
スウィンギング・ロンドンとは、イギリスでは「黄金時代」とも呼ばれて、若者文化が開花し、ロンドン全体が活気に溢れた1960年代のことです。
但し、厳密にいつからがスウィンギング・ロンドンに該当するか、という点については明確にすることが難しく、50年代終わりには既に始まっていた、という人もいます。
この頃のロンドンの勢いは世界を圧巻し、アメリカでは「クール・ロンドン」と呼ばれ、若者がイギリス文化に憧れる傾向もありました。
音楽界ではビートルズが旋風を起こし、音楽文化に大きな変化をもたらしますが、ロンドンの服飾文化=ファッションも、世界的な注目を集めます。
スウィンギング・ロンドンの若者は、特権階級への反発意識や反体制意識に溢れていました。
そのような精神が根底にあったので、ファッションにおいてもハイファッション以前に、庶民のお洒落が著しく進化しました。
この時期に登場したのが、ミニスカートブームやモデルのツィギー、デザイナーではマリー・クワント、そして若者文化全体を先導したジョン・スティーヴンなどです。
同時期のアメリカでは、ヒッピー文化、サイケデリック文化などを掲げた若者が、自由と快楽を求めて大きなムーブメントを起こしましたが、イギリスでも若者のエネルギーが爆発し、新しい文化が相次いで形成された時期であったと言えます。
https://uklondon-fashion.com/swinging-london/outline.html
http://www.news-digest.co.uk/news/features/3791-1960-swinging-london.html
https://ciatr.jp/topics/163055
フローレンスには父親から性的虐待を受けた経験があった。それ故、フローレンスは性行為をすることに恐怖心を抱いていた。
エドワードが前戯の最中に射精してしまい、精液がフローレンスの腹部にかかったのである。トラウマが蘇ったフローレンスはそのまま部屋を飛び出してしまった。
(以上は、映画では明示されない。)