予告編
主人公はアンブル、カミーユ、イマド、シャルル、テュデュアルの5人の子どもたち。彼らは、みな病気を患っている。治療を続けながら、毎日を精一杯生きている5人の子どもたちの日常を静かに見つめながら、今を生きること、愛することの素晴らしさを描いた奇跡のドキュメンタリー映画。
http://kodomo-oshiete.com/cast.html
公式サイト:http://kodomo-oshiete.com
監督・脚本:アンヌ=ドフィーヌ・ジュリアン Anne-Dauphine Julliand
監督は、自身の娘を病気で亡くした過去を持つ。自らの経験をもとに、子どもたちの持つ力を見事に映し出した。
1973年、フランス・パリ生まれ。大学でジャーナリズムを学び、新聞や専門誌などに幅広く執筆。2000年にロイックと結婚、02年に長男ガスパールが誕生する。04年、長女タイスが誕生。06年、タイスが異染性白質ジストロフィーを発病し、家族が一丸となっての闘病生活が始まる。この時、すでに3人目を妊娠中だった。
07年、タイスが短い生涯を終える。生まれたばかりの次女、アズィリスもタイスと同じ病を患っていることを告げられる。08年、次男アルチュールが誕生。
11年、タイスとの日々を綴った『濡れた砂の上の小さな足跡』(講談社刊)が発売される。新聞や雑誌を中心に大きな話題を呼び、35万部を超えるベストセラーとなり、現在も部数を伸ばしている。13年、家族のその後を描いた『Unejournéeparticulière(ある特別な1日、未邦訳)』を上梓。
17年2月、『子どもが教えてくれたこと』がフランスで公開されると、“フランス版ロッテントマト”AlloCinéでは、一般観客は5点満点中4.2、プレスは5点満点中3.8の高得点を記録する。同年、次女アズィリスが短い生涯を終える。
現在は苦痛緩和ケア財団の科学委員会のメンバーを務める。夫と二人の息子と共にパリで暮らしながら、フランス各地で講演活動を行っている。
監督からのメッセージ
この作品を通して、子どもたちは“いまこの瞬間”を生きることの大切さを改めて教えてくれました。過去を振り返るのではなく、未来を予測するわけでもなく、ただ目の前にある、ありのままの日常、そしてその瞬間を。これは、私自身が体験を通して学んだことでもあります。
人生を一変させる試練というものは、自ら選んだものではないけれど、そうした試練をどのように生きるのかは自ら選ぶことができる。なぜなら人生をどのように導くか、決めることができるのは自分でしかないのだから。これもまた、彼らが気づかせてくれたことです。
そして私自身、かつては彼らと同じように、シンプルながらも人生に対して明確なビジョンを持つ子どもであったことも、改めて思い出させてくれました。
彼らのお陰で、人生を恐れず、どんな状況であろうといまある人生を愛せるようになった気がしています。
監督来日インタビュー
https://getnews.jp/archives/2060991
J&B:16:55-18:15 (80分)
『濡れた砂の上の小さな足跡』(講談社)
http://kodomo-oshiete.com/support.html
フランス映画祭2018
http://unifrance.jp/festival/2018/
http://unifrance.jp/festival/2018/films/81/
ミストラル ガニャンMistral gagnant
http://www.geocities.jp/pppppppihyghhg/Paroles/lara-fabian/mistral-gagnant/mistral-gagnant.htm
https://petitlyrics.com/lyrics/448567
「ミストラル・ガニャンMistral gagnant」は、シンガー・ソングライターのルノーRenaud(ルノー・セシャンRenaud Séchan)が自らの幼年時代の「伝説のボンボン」の名前を連ねながら、娘に、人間同士として人生を語るという内容の歌詞です。娘とは、のちに童話作家となったロリータLolitaです。ミストラルmistralは南仏に吹く冷たい北風で、gagnantとは「勝った、当たりの」といった意味の形容詞。でも、この「ミストラル・ガニャンMistral gagnant」は、Renaudの子どもの頃にあり、もう販売されていない砂糖菓子の商品名。父親と娘というテーマ。
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