予告編
大正末期、人びとが閉塞感にあえぐ関東大震災直後の日本。ある日、東京近郊に女力士たちに交じって、元遊女などワケあり娘が集う女相撲の一座「玉岩興行」がやって来る。新人力士の花菊は、夫の暴力に耐えかねて家出をして女相撲に加わり、「強くなって自分の力で生きたい」という一心で厳しい練習を重ねていた。興行当日、会場には師と仰ぐ思想家の大杉栄が殺害され、その復讐を画策するためにこの地に流れ着いた中濱鐵と古田大次郎らアナキスト・グループ「ギロチン社」の若者たちの姿があった。
公式サイト:http://kiku-guillo.com
https://ja.wikipedia.org/wiki/菊とギロチン
監督・脚本瀬々敬久ぜぜ・たかひさ
1960年、大分県出身。京都大学哲学科在籍中より、8ミリ、16ミリなどで自主映画を製作。卒業後、「獅子プロダクション」に所属、助監督に携わる。1989年、ピンク映画『課外授業暴行』で監督デビュー。1997年『KOKKURI こっくりさん』で、一般映画デビュー。以後、一般映画、ピンク映画、テレビドキュメンタリーなど、ジャンルを問わず縦横無尽に活躍。豊川悦司主演の『DOG STAR』(02)、Gackt主演の『MOON CHILD』(03)、妻夫木聡主演の『感染列島』(09)、岡田将生主演の異色アクション映画『ストレイヤーズ・クロニクル』(15)など商業的な作品を作り続ける一方で、4時間38分の超長編映画『ヘヴンズストーリー』(10)はインディーズ体勢で製作、第61回ベルリン国際映画祭で国際批評家連盟賞とNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)の二冠を獲得。日本国内でも芸術選奨文部科学大臣賞映画部門を受賞した。続く、『アントキノイノチ』(11)は第35回モントリオール世界映画祭でイノベーションアワードを受賞。『64 -ロクヨン-前編』(16)では第40回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞。その後も、『最低。』、『8年越しの花嫁奇跡の実話』(共に17)、『友罪』(18)など話題作を次々に世に送り出している。
年表
http://kiku-guillo.com/about/history.php
テアトル新宿:11:00-14:15 (189分)