予告編
エンディング(字幕付き)
1960年代に発表され、フィンランドで長く愛され続けるマリヤッタ・クレンニエミの児童文学「オンネリとアンネリ」シリーズを実写映画化。
公式サイト:http://www.onnelianneli.com
サーラ・カンテル監督・脚本(SAARA CANTELL)
1968年4月27日生まれ。結婚して3人の子どもを持ちながら、ヘルシンキで監督&脚本家として活躍。短編やTVシリーズ、本作を含む8本の長編を手がけ、数多くの賞を受賞。本作と同じく撮影のマリタ・ヘルフォルスと組んだ「星の見える家で」では、フィンランド・アカデミー賞(ユッシ賞)にもミネートされ、“2010年を代表する監督”に選ばれ、2014年には本作と「The Two and Only」の2本が大ヒットし、フィンランド映画の歴史的興行記録を塗り替えた。
監督より
「オンネリとアンネリのおうち」は、友情と日常生活の中に存在する魔法への詩です。
しかし、このユーモラスな物語の根底には、親たちが子供のためにじゅうぶんな時間を持つことができない、
という深刻なテーマがあります。ふたりの女の子オンネリとアンネリは、
ふたりの両親にとって、ほとんど目に見えない存在なのです。
幸いなことに、自分たちの家を持ったふたりは、その近所に、ふたりと一緒に時間を過ごそうとする、
ふたりの生活に関わりを持とうとする大人たちに出会います。
監督として、私が最もこの映画の中で重要視したのは、温かくユーモラスな人生観です。
映画の中で起こる様々なことはあまり説明されていません。
だから観る人は映画の魔法を楽しむことができます。
映画の中心的なテーマは、想像力と連帯感です。
子どもに向けた映画にとって、これ以上に必要なメッセージは他にないと思っています。
原作:マリヤッタ・クレンニエミの児童文学
「オンネリとアンネリのおうち」(マイヤ・カルマ絵・渡部翠訳)福音館書店2015
http://www.fukuinkan.co.jp/book/?id=1715
YEBISU GARDEN CINEMA:14:45-16:10 (80分)