予告編
特別映像_衣装トリビア
特別映像「House Of Woodcock」
https://youtu.be/XkPOPTf9tbs
男女のガチバトルが垣間見える、緊迫した口論シーン映像
https://youtu.be/fn7cVFpKwcQ
https://youtu.be/mycD6B0qah4
インタビュー動画
https://eiga.com/movie/88314/
1950年代、ロンドン。英国ファッションの中心に君臨し、社交界から脚光を浴びる天才的な仕立て屋のレイノルズ。ある日、レイノルズはウェイトレスのアルマと出会い、彼女を新たなミューズに迎え入れる。
公式サイト:http://www.phantomthread.jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/ファントム・スレッド
ポール・トーマス・アンダーソン監督・脚本
1970年6月26日生まれ、米国ロサンゼルス出身。10代の頃からビデオカメラ で映画を撮り始める。1993年の短編“Cigarettes & Coffee”がサンダンス映画祭で注目されたことをきっかけに、同作の要素を膨らませた「ハードエイト」(96)で長編デビュー。その後、高校時代に撮った短編“The Dirk Diggler Story”をもとに70~80年代のポルノ業界の隆盛と衰退を描いた『ブギーナイツ』(97)を発表し、批評と興行の 両面で成功を収めて一躍人気監督の一人となる。続いて、ロサンゼルスに暮らす10数人の男女の24時間をグランドホテル形式で描いた3時間超の大作『マグノリア』(99)も高く評価され、群像劇の名手と目されるように。一方、長編4作目の『パンチドランク・ラブ』(02)では、アダム・サンドラーを主演に迎えてロマンチック・コメディに挑戦し、新たなファン層を獲得する。その次の『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(05)では、20世紀初頭を舞台としたアプトン・シンクレアの小説「石油!」を原作に、ダニエル・デイ=ルイス演じる山師の成り上がり人生と心の闇を壮大なスケールで描き、デイ=ルイスとともに多数の映画賞を受賞した。続く6作目の『ザ・マスター』(12)では、デビュー作以来の常連である故フィリップ・シーモア・ホフマンを50年代に台頭した新興宗教の教祖 役、ホアキン・フェニックスを教祖に傾倒する帰還兵役に据え、男二人の愛憎入り交じる関係を重厚に描写。フェニックスとは、トマス・ピンチョンの小説「LAヴァイス」をベー スにした7作目『インヒアレント・ヴァイス』(14)でも組んでおり、70年代カリフォルニアの ヒッピー崩れの私立探偵が犯罪に巻き込まれていくスラップスティックコメディーをとも に作り上げている。劇映画以外では、フィオナ・アップル、レディオヘッド、ハイムなどの ミュージックビデオを監督している。また15年、ジョニー・グリーンウッドとイスラエルの 音楽家シャイ・ベン・ツールがインドのミュージシャンたちとともに制作したアルバム 「JUNUN」のメイキングドキュメンタリー「JUNUN」を発表した。
ダニエル・デイ=ルイス
1957年4月29日生まれ、英国ロンドン出身。
10代前半から演劇に関心を持ち、名門のブリストル・オールド・ヴィック演劇学校で3年 間学ぶ。70年代から80年代にかけて、ブリストル・オールド・ヴィック・シアター・カンパニー、ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー、ロイ ヤル・ナショナル・シアターなどのステージで活躍。その後、パキスタン系男性と恋に落ちる労働階級の青年を演じた『マイ・ビューティフル・ランドレット』(85/スティーヴン・フリアーズ監督)と、上流階級のヒロインの婚約者を演じた『眺めのいい部屋』(86/ジェイム ズ・アイヴォリー監督)の2作で映画界の注目を浴びる。続いて『存在の耐えられない軽さ』(88/フィリップ・カウフマン監督)で国際的な地名度を獲得し、脳内麻痺の画家を演じた『マイ・レフトフット』(89/ジム・シェリダン監督)で一度目のアカデミー賞®主演男優 賞を受賞。アカデミー賞®主演男優賞にはその後も、冤罪で投獄された実在の青年を演じた『父の祈りを』(93/ジム・シェリダン 監督)と、カリスマ的なギャングリーダーを演じた『ギャング・オブ・ニューヨーク』(02/マーティン・スコセッシ監督)の2作でノミネート、鉱山労働者から石油王に上りつめた男を演じた『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(07/ポール・トーマス・アンダーソン監督)と、第16代米大統領を演じた『リンカーン』(12/スティーヴン・スピルバーグ監督)の2作で受賞を果たしている。また、これまでのキャリアを通して、BAFTA(英国アカデミー賞)で四度、ゴールデン・グローブ賞で二度主演男優賞を受賞している他、全米映画俳優組合賞で三度、ニューヨーク映画批評家協会賞で五度、そしてロサンゼルス映画批評家協会賞で三度の受賞経験がある。他の主な出演作に 『ラスト・オブ・モヒカン』(92/マイケル・マン監督)、『エイジ・オブ・イノセンス/汚れなき情事』(93/マーティン・スコセッシ監督)、『クルーシブル』(96/ニコラス・ハイトナー監督)、『ボクサー』(97/ジム・シェリダン監督)、『NINE』(09/ロブ・マーシャル監督)など。2017年、本作をもって俳優業を引退することを表明した。
ヴィッキー・クリープス(アルマ役)
1983年10月4日生まれ、ルクセンブルク出身。
スイスのチューリッヒ芸術大学在学中から演劇活動を行う。短編“La Nuit Passée”(08/アイリーン・バーン監督)で国際的な注目を浴び、ブダペスト短編映画祭最優秀新人賞を受賞。その後、フランス語圏やドイツ語圏の映画出演を経て、『ハンナ』(11/ジョー・ライト監督)、『もうひとりのシェイクスピア』(11/ローランド・エメリッヒ監督)などの英語作品でも活躍するようになる。他の主な出演作に「誰でもない女」(12/ゲオルク・マース監督)、「殺意は薔薇の香り」(13/フィリップ・クローデル監督)、『誰よりも狙われた男』(13/アントン・コービン監督)、『コロニア』(15/フロリアン・ガレンベルガー監督)、『マルクス・エンゲルス』(17/ラウル・ペック監督)などがある。2012年、ルクセンブルクで最も有望な新人に送られる賞“Prix du Jeune Espoir”を受賞。ドイツ語、フランス語、英語、ルクセンブルク語の4カ国語を操る。
アカデミー賞・衣装デザイン賞受賞
シネスイッチ銀座:16:15-18:35 (130分)
【町山智浩映画時評】美しくて怖い映画『ファントム・スレッド』
https://youtu.be/I9aVSMeL3Ws
町山智浩氏によるスペシャルトークショー
http://frenchcodeblog01.blog107.fc2.com/blog-entry-1250.html
http://cineref.com/review/2018/05/post-888.html
ファントム・スレッド:見えない糸、幽霊の糸。
幻の糸を意味し、ヴィクトリア朝時代に王侯貴族の服づくりに携わったお針子たちが、あまりに長時間の労働を強いられたため、仕事が終わっても見えない糸を縫い続けたということに由来する。