予告編
インタビュー特別映像
1983年夏、北イタリアの避暑地。17歳のエリオは、アメリカからやって来た24歳の大学院生オリヴァーと出会う。彼は大学教授の父の助手で、夏の間をエリオたち家族と暮らす。はじめは自信に満ちたオリヴァーの態度に反発を感じるエリオだったが、まるで不思議な磁石があるように、ふたりは引きつけあったり反発したり、いつしか近づいていく。やがて激しく恋に落ちるふたり。しかし夏の終わりとともにオリヴァーが去る日が近づく……。
公式サイト:http://cmbyn-movie.jp
https://ja.wikipedia.org/wiki/君の名前で僕を呼んで
http://sonyclassics.com/callmebyyourname/
監督・プロデューサー ルカ・グァダニーノ
1971年、イタリア、シチリア州パレルモに生まれる。父親が歴史とイタリア語を教えていたエチオピアで幼少期を過ごす。ローマ・ラ・サピエンツァ大学で歴史と映画批評の学位を取得、ジョナサン・デミを卒論にした。映画監督デビュー作は、1999年ヴェネチア国際映画祭で世界プレミア上映されたティルダ・スウィントン主演の英語作品『The Protagonists』。イタリアの映画クルーがドキュメンタリー撮影に訪れたロンドンで遭遇する事件をサスペンスフルに描いた。続く第2作はイタリアでセンセーションを巻き起こした自伝小説の映画化『メリッサ・P~青い蕾~』〈未〉(2005)。第3作となる『ミラノ、愛に生きる』(2009)では再びティルダ・スウィントンを起用。ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で上映され、そのオリジナリティ溢れる映画センスで国際的な高い評価を得る。この映画は、2010年のゴールデングローブ賞や英国アカデミー賞の外国語映画賞にノミネートされ、アカデミー賞最優秀衣装デザイン賞候補にもなった。続く『胸騒ぎのシチリア』(2015)もスウィントンが主演、他にレイフ・ファインズ、ダコタ・ジョンソンらが出演し、ヴェネチア国際映画祭コンペティション部門に選ばれた。
長編作品以外にも、ティルダ・スウィントンや音楽家アート・リンゼイ、演出家ピッポ・デルボーノをインタビューする“The Love Factory(愛の工場)”シリーズと呼ばれる3本のドキュメンタリーも監督。舞台やオペラの演出も手がけている。長編映画第5作となる本作では、いよいよその才能を成熟させ、数々の作品賞を受賞。次回作は、ダリオ・アルジェント監督のクラシック・カルト映画『サスペリア』のリメイクで、ティルダ・スウィントンとダコタ・ジョンソンが出演。公開は2018年を予定。
主な監督作品|
1999 The Protagonists
2005 メリッサ・P~青い蕾~〈未〉
2009 ミラノ、愛に生きる https://ja.wikipedia.org/wiki/ミラノ、愛に生きる
2015 胸騒ぎのシチリア
2017 君の名前で僕を呼んで
2018 SUSPIRIA
https://ja.wikipedia.org/wiki/ルカ・グァダニーノ
脚本:ジェームズ・アイボリー
https://ja.wikipedia.org/wiki/ジェームズ・アイヴォリー
「モーリス Maurice 」(1987) 兼脚本
原作: アンドレ・アシマンの同名小説(2007年)
TOHOシネマズシャンテ:16:00-18:25 (132分)
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