予告編
パリの古書店を舞台に風変わりな愛を綴るラブストーリー
公式サイト:http://mermaidfilms.co.jp/shizukanafutari/
監督:エリーズ・ジラール Elise Girard
1974年、フランス生まれ。大学で脚本について学んだ後、演劇教室などで女優養成講座を受講しながら、『哀しみのスパイ』(エリック・ロシャン、94)、『ヴァン・ゴッホ』(モーリス・ピアラ、91)等に端役で出演。1997年、ジャン=マルク・コース、ジャン=マリ・ロバンと出会い、彼らが経営する〈シネマ・アクシオン〉系列の映画館で広報を担当する。カルチェ・ラタンの名画座系映画館に親しんでいくなかで、それらをテーマにした中編ドキュメンタリー2本『孤独な勇者たち《シネマ・アクシオンの冒険》』(03、未)、『ロジェ・ディアマンティスあるいは本物の人生』(05、未)を監督。2011年には、初の長編劇映画『ベルヴィル・トーキョー』を監督。ヴァレリー・ドンゼッリとジェレミー・エルカイムを主演に、妊娠時期をシングルで過ごした情緒不安定な女と、父親になることを受け入れられない男のすれ違いを巧みに描きだした本作は、日本では2013年に《フレンチ・フィーメイル・ニューウェーブ》特集の1本として公開され、話題を呼んだ。『静かなふたり』はエリーズにとって長編二作目となる。
「インタビュー」
https://ginzamag.com/culture/elisegirard/
イザベル・ユペールの娘であるロリータ・シャマ Lolita Chammah
1983年10月1日、パリ生まれ。映画一家に生まれる。父はプロデューサーであり、古いイタリア映画を配給・修復するロナルド・シャマ、母はイザベル・ユペール、上の弟ロレンゾは名画座「クリスチーヌ21」のプログラム担当、下の弟アンジェロはアメリカで映画を学んでいる。幼少時より演技の仕事を始めたロリータ・シャマは、母イザベル・ユペールが主演したクロード・シャブロル監督作『主婦マリーがしたこと』(88)とヴェルナー・シュレーター監督作『マリーナ』(91)に出演することで映画界でのキャリアを開始した。15歳のときに、ローランス・フェレイラ・バルボザ監督の『現代の生活』に配役され、神秘的なティーンエイジャーを演じる。その後、コリーヌ・セローやクレール・ドゥニやクレール・シモンの監督作のほか、ミア・ハンセン=ラブ監督のデビュー短編『Après mûre réflexion』(04、未)、マルク・フィトゥシ監督『コパカバーナ』(10、未/主演はユペール)、ブノワ・ジャコ監督『マリー・アントワネットに別れをつげて』(12)等に出演。舞台では、コリーヌ・セロー演出作に二本出演している。一つはモリエール作『女房学校』(アニェス役)、もう一つはオスカー・ワイルド作『サロメ』(サロメ役)。近年、マリリン・モンローの自筆メモ・書簡・詩を編んだ遺稿集『マリリン・モンロー 魂のかけら』(井上篤夫訳、青幻舎)にインスパイアされて、自身で脚本を書いた一人芝居をおこなった。
J&B: 18:05-19:20 (73分)