予告編
「ナイロビの蜂」で第78回アカデミー賞の助演女優賞に輝いたレイチェル・ワイズがユダヤ人大量虐殺=ホロコーストをめぐる裁判を争う歴史学者を演じる法廷劇。1994年、イギリスの歴史家デビッド・アービングが主張する「ホロコースト否定論」を看過することができないユダヤ人女性の歴史学者デボラ・E・リップシュタットは、自著の中でアービングの説を真っ向から否定。アービングは名誉毀損で彼女を提訴するという行動に出る。訴えられた側に立証責任があるイギリスの司法制度において、リップシュタットは「ホロコースト否定論」を崩す必要があった。そんな彼女のために組織されたイギリス人大弁護団によるアウシュビッツの現地調査など、歴史の真実の追求が始まり、2000年1月、多くのマスコミの注目が集まる中、王立裁判所で歴史的裁判が開廷した。主人公リップシュタットをワイズが演じ、トム・ウィルキンソン、ティモシー・スポールらが脇を固める。
公式サイト:http://hitei-koutei.com
https://ja.wikipedia.org/wiki/否定と肯定
https://bleeckerstreetmedia.com/denial
OHOシネマズ シャンテ:13:50-15:55 (110分)
https://mainichi.jp/articles/20171203/ddv/010/070/017000c
https://miyearnzzlabo.com/archives/46042
Irving v Penguin Books and Lipstadt
https://ja.wikipedia.org/wiki/アーヴィング対ペンギンブックス・リップシュタット事件
Lipstadt, Deborah E. (1994). Denying the Holocaust: the growing assault on truth and memory. New York: Plume. ISBN 0-452-27274-2.
(デボラ・リップシュタット『ホロコーストの否定:真実と記憶への増大する攻撃』)
デボラ・E. リップシュタット(滝川義人訳)『ホロコーストの真実 大量虐殺否定者たちの嘘ともくろみ (ノンフィクションブックス) 』上下、恒友出版1995
『否定と肯定 ホロコーストの真実をめぐる闘い (ハーパーBOOKS) 』文庫 ハーパーコリンズ・ ジャパン 、2017
原題(Denial)と邦題(否定と肯定)の違いが、日本の現状を表している。