予告編
「ぬちがふぅ 玉砕場からの証言」などで日本軍による朝鮮人犠牲者たちの存在に光を当ててきた在日朝鮮人2世の女性監督・朴壽南が、元従軍慰安婦の闘いを追ったドキュメンタリー。韓国・俗離山の村で暮らす90歳の李玉先さんは、17歳の時に北満州の慰安所に監禁され、数年間にわたって日本兵たちの恐ろしい性暴力にさらされ続けた。1994年、半世紀の沈黙を破って立ち上がった李さんは、日本政府に公式謝罪と個人補償を求めるため、14人の仲間とともに来日。韓国内の支援団体から独立して「被害者の会」を自ら結成した彼女たちは、その後3年にわたって来日を繰り返し、日本軍の犯罪を証言して尊厳の回復を訴えた。90年代当時、彼女たちの闘いに密着した朴監督が、その記録映像とともに李さんの人生を振り返り、生き証人たちの姿を未来へと伝える。
監督 朴壽南(パク・スナム)
1935年三重県生まれ。在日朝鮮人2世の作家として民族差別問題に取りくみ、小松川事件の死刑囚・李珍宇少年との往復書簡『罪と死と愛と』(63年)で注目を集める。
『もうひとつのヒロシマーアリランのうた』(86年)で朝鮮人被爆者の実態を映像化し、続いて沖縄戦に連行された朝鮮人軍属と「慰安婦」の証言を掘り起した『アリランのうたーオキナワからの証言』(91年)で約20万名を動員。日本の植民地支配による朝鮮人犠牲者の沈黙に光をあて続ける。『ぬちがふぅ(命果報)-玉砕場からの証言-』(2012)では沖縄戦の「玉砕」の真実に迫った。
第19回韓国KBS海外同胞賞受賞。
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李玉先(イ・オクソン)
アップリンク:13:00-15:07 (117分)
「従軍慰安婦問題、池上先生が解説するとこうなります」