NNNドキュメント 2017/12/3「記憶の澱」
先の大戦の記憶を、今だからこそ「語り、残したい」という人々がいます。 性暴力、捕虜の殺害、民間人の殺害、性の接待―。心の奥底にまるで「澱」のようにこびりついた記憶には「被害」と「加害」、その両方が存在しました。 日本人女性が性暴力を受ける現場を目の当たりにした人にも、大陸を侵攻した元日本兵にも、性の接待をせざるを得なかった満洲開拓団の人々にも。戦争がもたらすものとは―。 人々の記憶から、反戦を訴えます。
語り/樹木希林 制作/山口放送 放送枠/55分
※「記憶の澱」の再放送はありません。
NNNドキュメント 公式HP:http://www.ntv.co.jp/document/
公式facebook:https://www.facebook.com/nnndocument/
12月3日深夜放送のNNNドキュメントは
「記憶の澱」を放送します。
ナレーターは、女優の樹木希林さんです。
戦争によって人々の記憶の奥底にこびりつく、
痛み、悲しみ、苦しみとは…
はたして誰が傷つけたのか、
そして誰が傷つけられたのか、
本当に傷ついたのは誰なのか…
放送:12/3 25:05~(55分枠)
語り:樹木希林
制作:山口放送
担当は、映画「ふたりの桃源郷」の監督でもある
山口放送の佐々木聰ディレクターです。
画像はかつての満州にあるコーリャン畑
もう一つは、戦後引揚げの時、安全との引き替えに
性の犠牲になった女性が遺した詩
https://ja.wikipedia.org/wiki/NNNドキュメント
ことしの日本民間放送連盟賞のテレビ報道番組部門で山口放送制作のドキュメンタリー番組「記憶の澱」が最優秀賞を受賞した。このほか、ラジオ、テレビ番組や放送活動など4つの部門で優秀賞を受賞した。テレビ報道番組部門で最優秀賞を受賞したのはテレビドキュメンタリー「記憶の澱」だ。この番組は第2次大戦、敗戦直後の性暴力や日中戦争時の捕虜の殺害など体験した人の心の奥底にこびりついた被害と加害、双方の記憶をインタビューによって浮かび上がらせ反戦を訴えたもの。「これまで語られることの無かった事実が当事者の証言によって強い訴求力を持つ」と高く評価された。「記憶の澱」は第13回日本放送文化大賞のグランプリ候補にも選ばれている。
優れたテレビ・ラジオ番組などに贈られる日本民間放送連盟賞が発表された。昨年6月から今年5月までに放送された番組が審査対象。
https://mainichi.jp/articles/20171108/k00/00m/040/086000c