予告編
「青いパパイヤの香り」「夏至」のトラン・アン・ユン監督が「ノルウェイの森」以来6年ぶりに手がけた監督作で、オドレイ・トトゥ、メラニー・ロラン、ベレニス・ベジョという人気実力派女優たちを主演に迎え、運命に翻弄されながらも世代を超えて命をつないでいく女性たちの姿を描いたドラマ。19世紀末のフランス。婚約を破棄したにもかかわらず、あきらめないジュールに心を動かされたヴァランティーヌは、やがてジュールと結婚。年月とともに夫婦としての絆も深まっていく。戦争や病で子どもたちを失うという悲しみを乗り越え、無事に成長した息子のアンリが幼なじみのマチルドと結婚したことに喜ぶヴァランティーヌ。息子夫婦に加え、マチルドの従姉妹のガブリエラらもヴァランティーヌのもとを訪れるようになり、大家族のような賑やかで幸せな日々が続くのだが……。
オドレイ・トトゥの変身動画とインタビュー
http://eiga.com/news/20170831/14/
公式サイト:http://eternity-movie.jp
「原作」:アリス・フェルネ
L’Élégance des veuves, Actes Sud, 1995(未亡人たちの優雅さ)
『本を読むひと』Grâce et Dénuement, Actes Sud, 1997
https://fr.wikipedia.org/wiki/Alice_Ferney
トラン・アン・ユン監督
1962年、ベトナム生まれ。1975年、ベトナム戦争から逃れて、両親と弟とフランスに移住する。エコール・ルイ・リュミエールにて映画製作を学び、1987年に同校の卒業プロジェクトとして制作したものが、短編映画初監督作品となる。
1993年、『青いパパイヤの香り』で長編映画監督デビューを果たす。1950年代のサイゴンを舞台に、裕福な家庭に奉公に出された少女の成長を描いた物語で、パリのスタジオにサイゴンを再現して撮影する。この作品は、カンヌ国際映画祭に出品され、カメラ・ドール(新人監督賞)とユース賞に輝き、新しい才能が出現したと世界を沸かせた。さらに、フランス国内でも高く評価され、セザール賞新人監督作品賞を受賞する。
監督2作目の『シクロ』(95)では、現代のベトナムが抱える様々な問題に焦点をあて、ヴェネチア国際映画祭で金獅子賞を受賞し、トラン・アン・ユンは同部門で受賞を果たした最年少の監督の一人となる。続いて、同じくベトナムを舞台にした『夏至』(00)、ロサンゼルス、フィリピン、香港を舞台にし、ジョシュ・ハーネットや木村拓哉、イ・ビョンホンなど国際色豊かなキャストによるサスペンス『アイ・カム・ウィズ・ザ・レイン』(09)を監督する。
2010年、村上春樹の世界的ベストセラー小説を映画化した『ノルウェイの森』を監督。松山ケンイチを主演に迎え、全編を日本で撮影する。
https://ja.wikipedia.org/wiki/トラン・アン・ユン
J&B: 11:25-13:25 (115分)
どこかの新興宗教のプロモーション映画を見せられるとは思わなかった。
あるいはブラックユーモアの映画だったのか。