予告編
衝撃の本編映像
フィリピンのインディペンデント映画界を代表する俊英ブリランテ・メンドーサ監督が、東南アジア最大といわれるマニラのスラム街で懸命に生きる女性とその家族を描いたドラマ。4人の子どもを持つローサは、マニラのスラム街で小さなコンビニエンスストアを経営し、地元の人々からも好かれている。彼女と夫のネストールは家計の足しにするため少量の麻薬を扱っていたが、そのことが警察に見つかり逮捕されてしまう。ローサの子どもたちは腐敗した警察から両親を取り戻すべく奔走するが……。メンドーサ監督作「サービス」にも出演したベテラン女優ジャクリン・ホセがローサ役を演じ、2016年・第69回カンヌ国際映画祭で女優賞を獲得した。
公式サイト:http://www.bitters.co.jp/rosa/
http://synodos.jp/culture/20085
https://en.wikipedia.org/wiki/Ma%27_Rosa
第69回カンヌ国際映画祭主演女優賞受賞!
本年度アカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表!
世界三大映画祭でも高く評価されているブリランテ・メンドーサ監督最新作。
45歳のデビュー作「マニラ・デイドリーム」で第58回ロカルノ国際映画祭ヴィデオ・コンペ部門金豹賞を受賞し、「第3黄金期」と呼ばれる現在のフィリピン映画シーンを牽引しているブリランテ・メンドーサ。世界三大映画祭であるカンヌ、ヴェネチア、ベルリンすべてのコンペティション部門でその作品が上映され、世界中で50を超える賞を獲得、第62回カンヌ国際映画祭では「キナタイ-マニラ・アンダーグラウンド-」で監督賞を受賞、クエンティン・タランティーノやショーン・ペンがその才能を絶賛するなど、世界中で高い評価を得ている。本作は第69回カンヌ国際映画祭で、クリステン・スチュワート、シャーリーズ・セロン、レア・セドゥ、イザベル・ユペールらを抑えて、ローサを演じるジャクリン・ホセにフィリピン初の主演女優賞をもたらした。審査員のひとりだったドナルド・サザーランドはホセを「超一流の演技」と絶賛し、キルステン・ダンストはラストシーンで感極まって落涙したと告白している。第54回ヒホン国際映画祭監督賞受賞、本年度のアカデミー賞外国語映画賞フィリピン代表にも選出。世界から熱くし支持された『ローサは密告された』がまもなく日本に上陸する!
https://ja.wikipedia.org/wiki/ブリランテ・メンドーサ
「メンドーサがカンヌ受賞作語る」
http://eiga.com/news/20170728/17/
1964年3月16日、ルソン島のアンヘレス市生まれ。
「マニラ・光る爪」で知られるフィリピン映画界の巨匠・リノ・ブロッカ監督“White Slavery”(85)、「マッチョ・ダンサー」(88)といった映画に出演し頭角を現す。その後、活動の場をテレビにも広げ、「Mula Sa Puso」、「Maalaala Mo Kaya」といったゴールデンタイムに放送されたフィリピンの長寿テレビシリーズで人気女優の仲間入りを果たす。その後、40本を超える数々の人気テレビドラマやコメディ番組に出演し続けている。フィリピンで大ヒットした「A Secret Affair」(12)ではフィリピンのアカデミー賞と言えるFAMAS 賞で最優秀助演女優賞を獲得している。
ブリランテ・メンドーサ監督作品には監督デビュー作「マニラ・デイドリーム」(05)から参加、「どん底」(07)、アジアン・フィルムアワード助演女優賞にノミネートされた「サービス」(08)と立て続けに出演し、メンドーサ作品には欠かせない存在となっている。
夫はフィリピン人俳優のマーク・ギル。娘は本作でローサの娘ラケルを演じた女優でモデルのアンディ・アイゲンマンという芸能一家。ドナルド・サザーランド、キルステン・ダンスト、アルノー・デプレシャンらに高く評価されて獲得したカンヌ国際映画祭主演女優賞の授賞式では娘のアイゲンマンとともに涙を浮かべて表彰台に上がった。フィリピン人女優としてカンヌのみならず、大きな国際映画祭で初の主演女優賞受賞の快挙を成し遂げたこの感動的なスピーチに、会場にいたグザヴィエ・ドラン監督も涙ぐむ一幕もあった。
イメージ・フォーラム:11:00-13:00 (110分)