映画『正義の行方』特報予告(2024年4月27日㊏公開)
文化庁芸術祭大賞受賞の傑作ドキュメンタリー、ついに映画化
映画『正義の行方』4/27㊏よりユーロスペースほか全国順次ロードショー!
◤イントロダクション◢
これは私たちの「羅生門」
死刑が執行されたいまも多くの謎につつまれた「飯塚事件」
〈真実〉と〈正義〉がぶつかりあう圧巻のドキュメンタリー
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などにより犯人とされた久間三千年は2008年に死刑が執行された。しかし冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。本作は、弁護士、警察官、そして新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る〈真実〉と〈正義〉を突き合わせ、事件の全体像を多面的に描きながら、この国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
圧巻は、事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進める西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。ある記者は言う。「司法は信頼できる、任しておけば大丈夫だと思ってきたけど、そうではないと。このことこそ社会に知らせるべきだし、我々の使命だと思っています」
「飯塚事件」とは何だったのか? 私たちは自ら思考することを促され、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになるだろう。
ーー ーー ーー
『正義の行方』
ーー ーー ーー
2024/4/27(土)より[東京]ユーロスペースほか全国順次公開
監督:木寺一孝 制作統括:東野真 撮影:澤中淳 音声:卜部忠 照明:柳守彦 音響効果:細見浩三 編集:渡辺政男 制作協力:北條誠人(ユーロスペース) プロデューサー:岩下宏之
特別協力:西日本新聞社 協力:NHKエンタープライズ テレビ版制作・著作:NHK 制作:ビジュアルオフィス・善 製作・配給:東風
2024年/158分/DCP/日本/ドキュメンタリー (C) NHK
WEB https://seiginoyukue.com/
ドキュメンタリー映画「正義の行方」特報
「正義の行方」2024年4月27日(土)公開
上映時間:158 分
製作:2024年(日本)
配給:東風
(c)NHK
https://eiga.com/movie/101176/
2022年4月にNHK BSで放送され、令和4年度文化庁芸術祭・テレビドキュメンタリー部門大賞を受賞したBS1スペシャル「正義の行方 飯塚事件30年後の迷宮」を劇場版として公開。
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が行方不明となり、同県甘木市(現・朝倉市)の山中で他殺体となって発見された飯塚事件。94年に逮捕され、DNA型鑑定などにより犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は死刑判決を受け、08年に刑が執行された。しかし、執行の翌年に冤罪を訴える再審請求がなされ、事件の余波はその後も続いている。本作では飯塚事件に関わった弁護士、警察官、新聞記者がそれぞれの立場から語られる「真実」と「正義」をもとに、この事件の全体像を描きながら、日本という国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
監督はNHKディレクターとして死刑や犯罪を題材にした数多くのドキュメンタリーを手がけ、樹木希林を追った「“樹木希林”を生きる」を監督した木寺一孝。
2024年製作/158分/G/日本
配給:東風
劇場公開日:2024年4月27日
公式サイト:https://seiginoyukue.com
4/27(土)より
[東京]ユーロスペース[福岡]KBCシネマ1・2
ほか全国順次公開
作品解説
いまも〈真相〉は、あの森を彷徨さまよう
「飯塚事件」とは何だったのか?
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くまみちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る−−−−時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
“オールドメディア”の存在意義をかけて
文化庁芸術祭大賞受賞の傑作ドキュメンタリー、
ついに映画化!
極めて痛ましく、しかも直接証拠が存在しない難事件の解決に執念を燃やし続けた福岡県警。久間の無実を信じ、“死刑執行後の再審請求”というこの上ない困難に挑み続ける弁護団。さらに、圧巻は事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進めた西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。
誰の〈真実〉が本当
・・
なのか? 誰の〈正義〉が正しい
・・・
のか? スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
スタッフ
監督木寺一孝(きでら かずたか)
1965年佐賀県生まれ。88年に京都大学法学部を卒業後、NHK入局。一貫してディレクターとして現場にこだわり、死刑や犯罪を題材にしたドキュメンタリーやヒューマン・ドキュメンタリーを制作してきた。NHKスペシャル「母・葛藤の日々~息子が殺人犯となって一年~」(99)、NHKスペシャル〈こども・輝けいのち〉シリーズ第1集「父ちゃん母ちゃん、生きるんや~大阪・西成 こどもの里~」(03/文化庁芸術祭優秀賞・ギャラクシー賞特別賞)、ハイビジョン特集「少年院~教官と少年たち・250日の記録~」(05)、ハイビジョン特集「死刑~被害者遺族・葛藤の日々~」(11/ギャラクシー賞奨励賞)、福岡発地域ドラマ「いとの森の家」(15/放送文化基金賞奨励賞)、ETV特集「連合赤軍~終わりなき旅~」(19/ギャラクシー賞奨励賞)。『“樹木希林”を生きる』(19)で映画初監督。BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~」(22)で文化庁芸術祭大賞、ギャラクシー賞選奨を受賞。23年にNHKを退局し、現在は「ビジュアルオフィス・善」に所属しディレクターを続ける。
制作統括東野真(ひがしの まこと)
1965年鹿児島県生まれ。87年に東京大学文学部を卒業後、NHK入局。広島局を振り出しに、ディレクター/プロデューサーとして、ドキュメンタリー番組の制作に従事している。現在はメディア総局第2制作センターのチーフ・プロデューサーとして、主にETV特集(土曜23時)を担当。プロデュースに関わった近作として、ETV特集「“玉砕”の島を生きて~テニアン島 日本人移民の記録~」(21/ATP賞グランプリ・石橋湛山記念早稲田ジャーナリズム大賞・放送文化基金賞優秀賞・ギャラクシー賞優秀賞)、ETV特集「ブラッドが見つめた戦争~あるウクライナ市民兵の8年~」(22/ATP賞グランプリ)、ETV特集「誰のための司法か~團藤重光 最高裁・事件ノート~」(23/ギャラクシー賞奨励賞)、NHKスペシャル「“冤罪”の深層~警視庁公安部で何が~」(23/ギャラクシー賞入賞)などがある。
撮影澤中淳(さわなか じゅん)
1953年東京都生まれ。78年に日本大学芸術学部映画学科を卒業後、NHK撮影部入局。10年にNHKメディアテクノロジーへ転籍したのち、23年退社。NHKスペシャル、ETV特集などドキュメンタリー作品の撮影を手がける。代表作として、NHKスペシャル「電子立国日本の自叙伝」(91/ギャラクシー賞大賞)、NHKスペシャル「ロシア 小さき人々の記録」(00/ギャラクシー賞奨励賞)、NHKスペシャル〈こども・輝けいのち〉第1集「父ちゃん母ちゃん、生きるんや~大阪・西成 こどもの里~」(03/文化庁芸術祭優秀賞・ギャラクシー賞特別賞)。
音響効果細見浩三(ほそみ こうぞう)
1967年福岡県生まれ。91年に有限会社デー・スリー・プロジェクト(音響効果会社)を福岡市にて起業し、西日本でNHKの番組を中心に音響効果として携わる。02年からは東京に拠点を移し、テレビ番組や映画の音響効果を手がける。22年からフリーランスとして活動。ETV特集、NHKスペシャルのほか、レギュラー番組「日曜美術館」(76-)、NHK総合「アナザーストーリーズ 運命の分岐点」(15-)、Eテレ「no art, no life」(19-)や、「豚の音がえし~BEGINが結ぶ沖縄とハワイの絆~」(12)、「ふたりのウルトラマン」(22)など。映画作品として『“樹木希林”を生きる』(19/木寺一孝監督)、『宇宙兄弟』(12/森義隆監督)。
編集渡辺政男(わたなべ まさお)
「クローズアップ現代」(93-)や「プロジェクトX~挑戦者たち~」(00-05)やでは番組の立ち上げから携わるなど、NHKで数多くのドキュメンタリーやドラマの編集を手がける。現在は「ビジュアルオフィス・善」に所属。NHKスペシャル「ラジオ船 言論の自由号~旧ユーゴ・戦乱の地の電波戦~」(94/文化庁芸術祭作品賞)、にんげんドキュメント「光れ!泥だんご」(01/ギャラクシー賞選奨)、にんげんドキュメント「ただ一撃にかける」(03/文化庁芸術祭優秀賞)、福岡発地域ドラマ「いとの森の家」(16/放送文化基金賞奨励賞)、NHKスペシャル「詐欺の子」(19/放送文化基金賞最優秀賞)、ETV特集「連合赤軍~終わりなき旅~」(19/ギャラクシー賞奨励賞)、『“樹木希林”を生きる』(19/木寺一孝監督)、BS1スペシャル「ラストトーキョー“はぐれ者”たちの新宿・歌舞伎町」(20/地方の時代賞優秀賞)、BS1スペシャル「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~」(22/文化庁芸術祭大賞・ギャラクシー賞選奨)など。
ユーロスペース:18:40-21: (158分)
http://www.eurospace.co.jp/works/detail.php?w_id=000759
これは私たちの「羅生門」
死刑が執行されたいまも多くの謎につつまれた「飯塚事件」
〈真実〉と〈正義〉がぶつかりあう圧巻のドキュメンタリー
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などによって犯人とされた久間三千年(くま・みちとし)は、2006年に最高裁で死刑が確定、2008年に福岡拘置所で刑死した。“異例の早さ”だった。翌年には冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。
本作は、弁護士、警察官、新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る——時に激しく対立する〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら事件の全体像を多面的に描き、やがてこの国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
極めて痛ましく、しかも直接証拠が存在しない難事件の解決に執念を燃やし続けた福岡県警。久間の無実を信じ、“死刑執行後の再審請求”というこの上ない困難に挑み続ける弁護団。さらに、圧巻は事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進めた西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。
誰の〈真実〉が“本当”なのか? 誰の〈正義〉が“正しい”のか? スクリーンを見つめる私たちは、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになる。
監督:木寺一孝
制作協力:北條誠人(ユーロスペース)/プロデューサー:岩下宏之/特別協力:西日本新聞社/協力:NHKエンタープライズ/テレビ版制作・著作:NHK/制作:ビジュアルオフィス・善/製作・配給:東風
2024年/158分/DCP/日本/ドキュメンタリー
飯塚事件のドキュメンタリー映画『正義の行方』公開に向けて【青木理】2024年3月8日(金)大竹まこと 室井佑月 青木理 鈴木純子
2024年3月8日(金)文化放送にて放送された「大竹まことゴールデンラジオ」の「大竹のもっと言いたい放題」です。
出演者:大竹まこと 室井佑月 青木理 鈴木純子
番組で紹介したドキュメンタリー映画『正義の行方」は4月27日より東京・ユーロスペースほか全国で順次公開です!詳しくは公式ホームページをご確認ください。
https://seiginoyukue.com/
*大竹まことゴールデンラジオは平日13時~15時半まで文化放送にて放送中!
「大竹のもっと言いたい放題」 各曜日の出演者!
(月)森永卓郎(経済アナリスト、獨協大学教授)
(火)武田砂鉄(フリーライター)
(金)青木理(ジャーナリスト)
これは「文化放送 大竹まこと ゴールデンラジオ」の番組であり、文化放送が作成、配信しています。Ⓒ1952 Nippon Cultural Broadcasting Inc.
#大竹まこと #室井佑月 #青木理 #鈴木純子
[青木理×宮台真司]飯塚事件は「取り返しがつかない」から再審却下なのか
http://www.videonews.com/
ニュース・コメンタリー (2014年04月05日)
飯塚事件は「取り返しがつかない」から再審却下なのか
青木理(ジャーナリスト) × 宮台真司(社会学者)
足利事件は17年半、布川事件は29年、袴田事件はまだ再審公判が決まった段階だが、何と48年。いずれも無実の罪で国家によって自由を奪われ、刑務所に拘束された年数だ。しかし、少なくともこれらの事件では被告がまだ生存していたので、本人はもとより支援者たちの並々ならぬ努力もあり、最後に正義は貫徹された。ところが、既に死刑が執行されてしまった飯塚事件は、もはやどうやっても取り返しがつかない。だから、これだけ多くの疑問が浮上しているにもかかわらず、裁判所は強引に再審を却下したのだと考えざるを得ない。
先週、袴田事件の再審が確定し、死刑囚として48年間勾留されていた袴田巌被告が釈放されたニュースをお伝えしたばかりだが、今週は同じくDNA鑑定の結果に疑問が呈されていながら既に死刑が執行されてしまった飯塚事件の再審請求に対する決定があり、福岡地裁は請求を棄却した。
飯塚事件は1992年福岡県飯塚市で小学1年の女児2人が殺害された事件。捜査段階から一貫して無罪を主張していた久間三千年氏の死刑が2006年に確定し、2年後の2008年に刑が執行されていた。
確たる証拠が無いなか、決め手となったのがDNA鑑定だった。事件直後の1992年、科警研が行ったDNA鑑定で、被害者の体や現場付近に付着していた血液のDNA型が、久間氏のものと一致するとされ、犯行の重要な証拠となった。
ところが、2000年代に入り、ほぼ同時期に科警研が同じ手法で行った「足利事件」のDNA鑑定の結果に疑問が呈され始めた。新しい技術に基づくより精密な鑑定の結果、当時の科警研の鑑定とは異なる結果が出たのだ。足利事件の被告で無期懲役が確定していた菅家利和さんは、2010年の再審判決で鑑定の証拠能力が否定され、無罪となった。
捜査段階で一旦犯行を自白し、公判で否認に転じていた菅家さんは、警察の激しい取り調べで自白を強要されたと、後に証言している。
ところが被疑者が捜査段階から一貫して否認を続け、重要証拠だったDNA鑑定にも疑問が呈されていた飯塚事件では、2008年、突如として久間氏の死刑が執行されてしまったのだ。上申された死刑執行命令に当時の森英介法相が、死刑囚となった久間さんが一貫して犯行を否認していることを懸念して「大丈夫か」と問うたのに対し、当時の大野恒太郎刑事局長が「大丈夫です。サインをお願いします」と回答したため、執行が決まったという。日本では再審の可能性なども念頭に置き、死刑の確定から平均で5年7ヶ月の待機期間を経て刑が執行されるのが慣習となっているが、久間氏の場合、刑の確定から僅か2年余りでの執行だった・・・・。
飯塚事件を取材してきたジャーナリストの青木理と社会学者の宮台真司が、赤レンガ派と現場派のパワーバランスで司法行政が左右されるこの国の司法のデタラメぶりと、飯塚事件の再審請求却下に見るこの国全体を覆う誰も責任を取らない「終わっている」体質などを議論した。(今週のNコメは神保哲生に代わり青木理が宮台真司とともに司会を務めます)
ドキュメンタリー問答『正義の行方』「飯塚事件」を取材した圧巻のドキュメンタリー!木寺一孝監督をお招きし大島新と前田亜紀が作品の舞台裏に迫ります
「飯塚事件」を取材した圧巻のドキュメンタリー『正義の行方』木寺一孝監督をお招きして、たっぷりトーク!『なぜ君は総理大臣になれないのか』『国葬の日』大島新監督、『NO 選挙, NO LIFE』前田亜紀監督による<ドキュメンタリー問答>を公開!
作り手たちによる作品論、ぜひご覧ください!
『正義の行方』2024/4/27(土)より[東京]ユーロスペースほか全国順次公開
死刑が執行されたいまも多くの謎につつまれた「飯塚事件」
〈真実〉と〈正義〉がぶつかりあう圧巻のドキュメンタリー
1992年に福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」。DNA型鑑定などにより犯人とされた久間三千年は2008年に死刑が執行された。しかし冤罪を訴える再審請求が提起され、事件の余波はいまなお続いている。本作は、弁護士、警察官、そして新聞記者という立場を異にする当事者たちが語る〈真実〉と〈正義〉を突き合わせ、事件の全体像を多面的に描きながら、この国の司法の姿を浮き彫りにしていく。
圧巻は、事件発生当初からの自社の報道に疑問を持ち、事件を検証する調査報道を進める西日本新聞社のジャーナリストたち。その姿勢は、マスメディアへの信頼が損なわれ、新聞やテレビなどの“オールドメディア”がビジネスモデルとしても急速に翳りを見せる今日、たしかな希望として私たちの心を捉える。ある記者は言う。「司法は信頼できる、任しておけば大丈夫だと思ってきたけど、そうではないと。このことこそ社会に知らせるべきだし、我々の使命だと思っています」
「飯塚事件」とは何だったのか? 私たちは自ら思考することを促され、深く暗い迷宮のなかで、人が人を裁くことの重さと向き合うことになるだろう。
『正義の行方』公式サイト
https://seiginoyukue.com/
飯塚事件と映画「正義の行方」――死刑執行された元被告は冤罪ではないか!?
飯木寺一孝(『正義の行方』監督)
岩田務(飯塚事件第2次再審主任弁護人)
周防正行(映画監督/再審法改正をめざす市民の会共同代表)
篠田博之(月刊『創』編集長/再審法をめざす市民の会運営委員)
瑞慶覧淳(再審法をめざす市民の会事務局長)

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000386790
https://www2.nhk.or.jp/archives/movies/?id=D0009051535_00000
トップ > 番組 > BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~<第1部 逮捕>」
BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件 30年後の迷宮~<第1部 逮捕>」
放送年度:2022年度
福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」は2022年、発生から30年を迎えた。DNA型鑑定等によって犯人とされた人物には2008年に死刑が執行されたが、えん罪だったとする再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。立場を異にする当事者たちそれぞれが考える〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら、事件の全体像を多面的に描く3部構成の長編ドキュメンタリー。そこから浮かび上がるこの国の司法の姿とは?
放送リスト
日時 タイトル 番組内容・出演者
2022年04月23日(土) 午後07:00 ~ 午後07:50 BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~<第1部逮捕>」 福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」は今年、発生から30年を迎えた。DNA型鑑定等によって犯人とされた人物には2008年に死刑が執行されたが、えん罪だったとする再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。立場を異にする当事者たちそれぞれが考える〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら、事件の全体像を多面的に描く3部構成の長編ドキュメンタリー。そこから浮かび上がるこの国の司法の姿とは?
2022年04月23日(土) 午後08:00 ~ 午後08:50 BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~<第2部死刑>」 福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」は今年、発生から30年を迎えた。DNA型鑑定等によって犯人とされた人物には2008年に死刑が執行されたが、えん罪だったとする再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。立場を異にする当事者たちそれぞれが考える〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら、事件の全体像を多面的に描く3部構成の長編ドキュメンタリー。そこから浮かび上がるこの国の司法の姿とは?
2022年04月23日(土) 午後09:00 ~ 午後09:50 BS1スペシャル 「正義の行方~飯塚事件30年後の迷宮~<第3部検証>」 福岡県飯塚市で2人の女児が殺害された「飯塚事件」は今年、発生から30年を迎えた。DNA型鑑定等によって犯人とされた人物には2008年に死刑が執行されたが、えん罪だったとする再審請求が提起され、事件の余波は今も続いている。立場を異にする当事者たちそれぞれが考える〈真実〉と〈正義〉を突き合わせながら、事件の全体像を多面的に描く3部構成の長編ドキュメンタリー。そこから浮かび上がるこの国の司法の姿とは?
https://ja.wikipedia.org/wiki/飯塚事件
https://www.nichibenren.or.jp/activity/criminal/deathpenalty/q12/enzaiiizuka.html
飯塚事件
https://www.nishinippon.co.jp/theme/iizukacase/
https://ja.wikipedia.org/wiki/足利事件