5.17公開『ありふれた教室』本予告
本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート
第73回ベルリン国際映画祭W受賞
映画『#ありふれた教室』
現代社会の縮図<学校>に潜む”光”と”闇”ー
これは、不寛容(ゼロトレランス)な世界で生きる<わたしたち>の物語
公式サイト:arifureta-kyositsu.com
5.17公開
“強引な”犯人捜し…教師による取り調べ『ありふれた教室』本編映像
<作品情報>
作品名:ありふれた教室
作品情報ページ:https://www.cinemacafe.net/movies/35003/
【解説】
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった…。
ドイツの新鋭イルケル・チャタクの長編4作目にあたる最新作。チャタク監督は教育分野で働く様々な人々へのリサーチを行い、自らの子ども時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆。誰にとっても馴染み深い学校という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに描ききった。
2024年5月17日(金)より新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開
配給元:アルバトロス・フィルム
© if… Productions/ZDF/arte MMXXII
映画『ありふれた教室』チャタク監督コメント&本編映像②
本年度アカデミー賞国際長編映画賞ノミネート
第73回ベルリン国際映画祭W受賞
映画『#ありふれた教室』
現代社会の縮図<学校>に潜む”光”と”闇”ー
これは、不寛容(ゼロトレランス)な世界で生きる<わたしたち>の物語
公式サイト:arifureta-kyositsu.com
5.17公開
『ありふれた教室』(イルカー・チャタク)〜教師カーラとゼロ・トレランスを超えて読み解く〜
イルカー・チャタク『ありふれた教室』(2024)
https://eiga.com/movie/101206/
ある中学校で発生した小さな事件が予想もつかない方向へと進み、校内の秩序が崩壊していく様を、ひとりの新任教師の目を通して描いたサスペンススリラー。ドイツの新鋭監督イルケル・チャタクの長編4作目。
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を得ていく。ある時、校内で盗難事件が相次ぎ、カーラの教え子が犯人として疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自に犯人捜しを開始。ひそかに職員室の様子を撮影した映像に、ある人物が盗みを働く瞬間が収められていた。しかし、盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は、やがて保護者の批判や生徒の反発、同僚教師との対立といった事態を招いてしまう。後戻りのできないカーラは、次第に孤立無援の窮地に追い込まれていく。
主演は映画「白いリボン」やテレビシリーズ「THE SWARM ザ・スウォーム」で活躍するレオニー・ベネシュ。ドイツのアカデミー賞にあたるドイツ映画賞で作品賞はじめ5部門を受賞。第96回アカデミー賞の国際長編映画賞にノミネートされた。
2022年製作/99分/G/ドイツ
原題:Das Lehrerzimmer
配給:アルバトロス・フィルム
劇場公開日:2024年5月17日
https://en.wikipedia.org/wiki/İlker_Çatak
公式サイト:https://arifureta-kyositsu.com
INTRODUCTION
第73回ベルリン国際映画祭で上映されW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞主要5部門受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、世界の映画祭を席巻。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す。現代社会の縮図というべき“学校”を舞台に描く、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった……。
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第73回ベルリン国際映画祭で上映されW受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞主要5部門受賞、アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートなど、世界の映画祭を席巻。教育現場のリアルな現実に根ざし、世界中の学校やあらゆるコミュニティーでいつ暴発しても不思議ではない“今そこにある脅威”を見事にあぶり出す。現代社会の縮図というべき“学校”を舞台に描く、極限のサスペンス・スリラーが誕生した。
仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった……。
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• 2023ベルリン国際映画祭(パノラマ部門) 2冠(C.I.C.A.E. Award、Label Europa Cinemas)
• 2023ドイツ映画賞 主要5部門受賞(作品賞・主演女優賞・監督賞・脚本賞・編集賞)
• 2023ヨーロッパ映画賞2部門ノミネート(女優賞・脚本賞)
• 2023ナショナル・ボード・オブ・レビュー TOP5(外国映画部門)
• 2024米アカデミー賞 国際長編映画賞ノミネート
• 2024パームスプリングス国際映画祭 主演女優賞
CAST
1991年、ドイツ・ハンブルクで生まれる。ロンドンにあるギルドホール音楽演劇学校で学び、ドイツで最も引く手あまたの若い俳優の一人として知られている。カンヌ国際映画祭でパルムドールに輝いたミヒャエル・ハネケ監督の長編映画『白いリボン』(2010年)の主演でブレイクし、同作品の演技で、American Young Artist Award(米国ヤングアーティスト賞)とNew Faces Awardの新人女優賞に輝いた。長編映画以外にも、ARD(ドイツ公共放送連盟)局やZDF(第2ドイツテレビ)局で、ウーリー・エデル監督作『Der Club der singenden Metzger(原題)』などのテレビ映画や、「Soko Köln(原題)」や「Tatort(原題)」などの犯罪シリーズなどにも出演している。
2017年に、ARD、Degeto、Sky共同制作の「バビロン・ベルリン」で最初の3シーズンに出演したのがきっかけで幅広く注目を集める。この役でGerman Acting Awardを受賞した。2017年には、Netflixの受賞シリーズ「ザ・クラウン」の2話に出演。最近では、数部編成の「SPY CITY ~ベルリン 1961~」や、Netflixのミニシリーズ「Time of Secrets(英題)」、ヴァディム・パールマン監督のホロコースト・ドラマで、ベルリン国際映画祭でプレミア上映された『ペルシャン・レッスン 戦場の教室』(2020年)、デヴィッド・テナントと共演したドイツ・フランス・イタリア共同制作シリーズ「80日間世界一周」などに出演している。さらに、フランク・シェッツィングのベストセラー小説を原作とするヒットシリーズ「THE SWARM /ザ・スウォーム」にも出演している。
『ありふれた教室』では、ドイツ映画賞女優賞、ヨーロッパ映画賞女優賞ノミネートなど、その演技が高く評価されている。
ドイツ・ベルリン生まれ。現在も両親と同市に在住している。本作でリーベンヴェルダ役を演じる父親のミヒャエル・クラマーを通してイルケル・チャタクの目に留まった。最初は子役エキストラに応募しただけで、主役に選ばれるとは思ってもみなかった。彼にとっては、本作がデビュー作である。
ウィーンにあるマックス・ラインハルト演劇学校で演劇を学び、マーレン・アデ監督作『DER WALD VOR LAUTER BÄUMEN(原題)』(2003年)で注目を集めるようになった。以降、「TATORT(原題)」やZDF局のドラマ「FAMILIE BUNDSCHUH(原題)」などにも出演。クエンティン・タランティーノ監督作『イングロリアス・バスターズ』(2009年)やジャウマ=コレット・セラ監督作『アンノウン』(2011年)などの国際共同制作映画にも出演している。
イタリア生まれ。高校卒業後、ザルツブルグ劇場で俳優としての訓練を積み、常任メンバーとして受け入れられた。ウィーンのフォルクス劇場で活動をした後、ベルリンにあるマキシム・ゴーリキー劇場の常任メンバーとして7年間活動した。ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーの人生を描いた映画で、カンヌ国際映画祭の公式セレクション部門にノミネートされたオスカー・レーラー監督の『異端児ファスビンダー』では、ファスビンダーのもとで俳優業をしていたギュンター・カウフマンの役で、カッチャ・リーマンらと共演した。2022年には、アロン・レーマンのコメディ『JAGDSAISON(原題)』に出演。最近には、クリスティアーネ・バルタザール監督のテレビ映画『Unbestechlich(原題)』の撮影に参加。舞台俳優としても活躍している。
1981年生まれ。ベルリンにあるエルンスト・ブッシュ演劇芸術アカデミーで演劇を学んだ。長編映画では、クリスティアン・ペッツォルト監督の『水を抱く女』(2019年)、アルネ・ケルナー*との共演で『GASMANN(原題)』(2018年)、フィリップ・シュテルツェル監督の『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』(2020年)、『ヒトラーのための虐殺会議』、マルクス・ゴラー監督の『ONE FOR THE ROAD(原題)』(2023年)に出演している。
STAFF
1984年、トルコ系移民の息子としてドイツ・ベルリンに生まれる。12歳の時にイスタンブールに移り、現地のドイツ系高校を卒業。共同で脚本を手がけるヨハネス・ドゥンカーは、この学校で同級生だった。チャタクはその後ドイツに戻り、ドイツおよび国際映画制作の仕事に4年間携わる。 2005年からは、短編映画に関心を持ち、(ヨハネス・ドゥンカーと監督としてタッグを組み)『Als Namibia eine Stadt war…(原題)』で短編映画デビューを果たす。2009年には、映画・テレビ演出で学士号を、その後Hamburg Media School(ハンブルクメディア学校)で演出の修士号を取得した。在学中には、『Alte Schule(原題)』や、『Wo wir sind(原題)』などの短編映画を手がけ、『Wo wir sind(原題)』では、2014年にMax Ophüls Festival(マックス・オフュルス映画祭)の短編映画コンペティションで入賞し、Student Academy Award(学生アカデミー賞)にノミネートされた。その1年後、卒業制作映画『Sadakat(原題)』では、Max Ophüls Prize(マックス・オフュルス賞)とFirst Steps Award で短編映画賞だけでなく、名誉ある学生アカデミー賞の外国語映画部門で金賞に輝き、日本でも来日上映会が開催された。 2017年には、『ES WAR EINMAL INDIANERLAND(原題)』で長編映画デビューを果たす。2019年には、長編映画2作目となる『ES GILT DAS GESPROCHENE WORT(原題)』を手がけた。インゴ・フリースが製作を担当した本作は、2019年ミュンヘン国際映画祭でプレミア上映され、2度の受賞に輝いた。そして2020年、ドイツ映画賞で複数ノミネートされ、長編映画部門でLola銅賞を受賞した。2021年には、フィン・オーレ・ハインリッヒの同名小説を原作とする『RÄUBERHÄNDE(原題)』と1970年から続く人気ドラマシリーズ「Tatort(原題)」の1エピソードを監督した。両作とも『ありふれた教室』と同じくユーディット・カウフマンが撮影監督を務めた。 最新作『ありふれた教室』で、ベルリン国際映画祭2部門受賞や米アカデミー賞国際長編映画賞ノミネートを果たし、米Variety誌による2024年最も注目すべき監督10人に選出され、世界的に注目を浴びている若手監督の1人である。
1983生まれ。本作の監督イルケル・チャタクとは、学校時代からの友人であり、2人の商標24 Lies Per Secondのもとに、映画の制作をしている。子供の頃に10年間イスタンブールで過ごし、イルケル同様に、ドイツ系の学校を卒業した。その後、ケルンとローマで、舞台・映画・テレビ学、英語、そして歴史を学んだ。彼は国際的に成功を収めた短編映画を数多く手がけており、その代表的なものに、『Short Trip(原題)』(2014年)と『Soft Rains(原題)』(2021年)がある。彼はまた、2013年からは短編映画祭であるKFFK/Short Film Festival Cologneのディレクターを務めている。
シネスイッチ銀座:12:15-14:06 (99分)
https://ttcg.jp/cinelibre_ikebukuro/movie/1075900.html
https://shinjuku.musashino-k.jp/movies/38633/